今回はホワイトニングについてご紹介していきたいと思います。
１、ホワイトニングとは？
わかりやすく言うと歯を白くすることです。もう少し詳しく説明すると、歯の色素を専用の薬剤を使って分解していき、歯の色を抜いていくことです。結果として歯が白くなりお口元の印象が明るくなります。
２、ホワイトニングの方法は？
歯科医院で行なう方法には大きく３つあります。
①ホームホワイトニング
ご自宅でご自身でホワイトニングを行っていただく方法です。
一般的には、まず歯科医院でご自身専用のマウスピースを作成します。上の歯用と下の歯の型を採って、模型に起こし、模型の上でマウスピースを作製します。上の歯と下の歯の合計２つが必要になります。そして歯科医院でホームホワイトニング用の薬剤をお買い求めいただきます。
マウスピースとホームホワイトニング用の薬剤が揃いましたらホワイトニングが始められます。みさとデンタルクリニックでは、オパールエッセンスgoというホームホワイトニングのシステムを採用しています。このシステムは、専用のトレーを作製する必要がありません。そのため、思い立ったその日から自宅で好きな時間に、ホワイトニングを開始できます。開始前には、歯科医院で今現在の歯の色の確認を行い、術前、術後で比較していきます。あとはご自身のペースでご自宅でのホームホワイトニングが可能です。
【ホームホワイトニングの方法】
歯磨きをして歯の表面の汚れを取り除きます。次にマウスピースの内側（マウスピースをはめたときに歯の表側を覆う部分）にホームホワイトニング用のジェルを塗っていきます。このときのポイントとしては、ホワイトニングしたい歯の部分に米粒大の量を塗ることです。量が多すぎるとマウスピースをはめたときに薬剤がはみ出してしまい、歯肉などの炎症を引き起こす原因となってしまいます。そして薬剤を塗ったマウスピースを歯にはめたまま２時間程過ごします。時間が経ちましたらマウスピースを外し、お口の中に残った薬剤をうがいや歯磨きで取り除きます。マウスピースも流水で洗い、水気をペーパータオルなどで取り除き専用のケースに戻します。
以上の流れを１日１回、２週間程度続けていきます。というのが一般的なホームホワイトニングの方法です。みさとデンタルクリニックで採用しておりますオパールエッセンスgoは、すでにホワイトニングの薬剤がセットされているトレーが用意されていますので、それを上の歯と下の歯に装着するだけです。トレーに入れる薬剤の量をご自分で調整する必要はありません。お口を『う』の形にして息を吸ってもらい陰圧を作り、トレーを歯に密着させます。装着時間も９０分と従来より短くなっているのが特徴です。トレーは使い捨てなので、終わったらお口の中から取り出し破棄して下さい。トレーの保管も必要なく、衛生的です。
【ホームホワイトニングのメリット・デメリット】
メリットとしてはやはり、自分のペースで自分のタイミングでご自宅でホワイトニングが手軽に出来るという点です。朝ごはんを食べたあとに家事をしながらホワイトニングをすることも可能ですし、夜寝る前にゆっくり読書をしながらホワイトニングをすることも可能です。また、ホワイトニングのレベルもご自身で調整が出来るので、希望の白さになったら中断、また黄ばみが気になってきたら再開することもできます。ホームホワイトニングで得た白さは後戻りしにくいとも言われています。
デメリットは、患者さんご自身で使用する薬剤ということで歯科医院で使用する薬剤よりも濃度が低くなっています。そのためホワイトニングの結果が出るまでに多少時間がかかる点です。またトレーをはめておくことが条件になりますので、トレーを使ったことがない場合は慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
②オフィスホワイトニング
歯科医院で歯科医師または歯科衛生士が患者様に対して行う方法です。
オフィスホワイトニングのアポイントをいただき、来院していただきます。
【オフィスホワイトニングの方法】
まず、今現在の歯の色の確認を行います。写真を撮って術前、術後の比較をします。
歯の表面の汚れをとり、クリーニングしていきます。
薬剤を歯に塗り、専用の光を当てていきます。だいたい7〜10分程度です。
時間が経ちましたら歯の表面の薬剤を取り除き、新しい薬剤を塗り再度専用の光を当てていきます。専用の光を当てる回数はクリニックにより異なりますが、１度の来院で2〜3回程度です。
最後に歯の色の確認をします。従来は濃度を上げることによって漂白効果を高めていたので、知覚過敏が心配されました。みさとデンタルクリニックでは、GC社のTionという薬剤を採用しております。知覚過敏が出にくい薬剤です。「しみるのが心配」という患者さまにも安心してお使いいただけます。
【オフィスホワイトニングのメリット・デメリット】
メリットは専門家である歯科医師や歯科衛生士が行うので、高濃度の薬剤を使用することが出来ます。よって１度の来院でかなりの効果が期待できます。
デメリットとしてはアポイントをとって来院するという手間がかかるという点です。前処置やホワイトニングの時間を合わせると１〜１時間半程度のお時間が必要になります。またホームホワイトニングで得た白さに比べると後戻りしやすいと言われています。
③デュアルホワイトニング
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用する方法です。それぞれのメリットを活かしつつ、デメリットを解消しながら行えるホワイトニング方法です。
より短期間で白く、その白さをより長期的に保ちたい方にはこの方法がオススメです。
３、ホワイトニングの注意点
・ご自身の歯にのみホワイトニング可能です。（被せ物や詰め物には効果がありません）
・ホワイトニングの薬剤がしみることがあります（一過性の場合がほとんどです）
・歯の白さには個人差があります。（元々のご自身の歯の色素成分によります）
・ホワイトニング中は色の濃い食べ物や飲み物を避けると効果が上がります。
４、エステなどでのセルフホワイトニング
歯磨きサロンやホワイトニングバーなどのいわゆる『サロン系の店舗』で行われるセルフホワイトニングがあります。値段も歯科医院でのホワイトニングと違ってかなり安く設定されています。
流れとしては店舗のスタッフさんが機械や材料の使い方の説明をしてくれて、実際にホワイトニングするのはお客様ご自身となります。
医療機関ではないサロン系で使われている材料は、歯の色素を分解する力はありません。白くなると感じるのは、歯の表面の汚れが落ちているからです。歯を漂白する効果はないので、歯科医院で行うホワイトニングとは白くするという意味が異なるものです。
①ホームホワイトニング
②オフィスホワイトニング
③デュアルホワイトニング
今回は歯科医院で行なうホワイトニングの３つの方法をご紹介しました。ご自身にあった方法を選択出来るように、ぜひみさとデンタルクリニックへご相談下さい。
