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小児のむし歯予防

2023.02.06

フッ素やシーラントは小児のむし歯予防に効果的!歯みがき指導でより健康なお口へ

むし歯のなりやすさは大人と子どもでは違いがあり、乳歯や生え変わりの時期はとくにリスクが高まります。乳歯のむし歯は永久歯にも影響するため、気をつけなくてはいけません。フッ素シーラント歯磨き指導を受けてむし歯のない健康なお口を維持することが大切です。

今回は、小児のむし歯予防が欠かせない理由やフッ素やシーラントの効果、歯磨き指導の大切さについて詳しくご紹介します。お子様のお口を守りたい方や歯科医院嫌いを回避したい方は、ぜひご参考ください

小児のむし歯予防にフッ素やシーラントが欠かせない理由

乳歯は永久歯よりも歯質が柔らかく、そのうえ中の組織同士の距離が短い(全体的に厚みがない)ためむし歯のリスクは高めです。一度発症すると進行も早いことから、予防や早期発見ができる定期検診が欠かせません。乳歯のむし歯予防として多くの歯科医院でおこなわれるのが「フッ素塗布」と「シーラント」です

フッ素とシーラントの効果

フッ素は、再石灰化作用(酸で溶けかけたエナメル質を修復する)の促進や、エナメル質強化が期待でき、定期的に塗布することで効果を発揮します。

シーラントは、噛み合わせの溝を専用の材料で埋めてむし歯を予防する処置であり、溝が深い乳歯や、生え変わりの時期に生えてくる第一大臼歯(6歳臼歯)におすすめです

フッ素入りの歯磨き粉を使っていたら検診は必要ない?

歯磨き粉に含まれるフッ素は歯科医院で取り扱うものよりも低濃度であり、高い予防効果は期待できません。歯科医院で取り扱うフッ素は高濃度ですが、プロが責任をもって取り扱っているため安全です。定期的に塗布することで充分な予防効果が期待できます。

フッ素入り歯磨き粉は使ったほうが歯にとって良い影響を与えるのは確かですので、毎日のセルフケアとして取り入れながら、定期的に歯科医院でフッ素塗布も受けることが大切です

定期的な通院はお子様の健康を守り歯科への関心を高める

予防を目的とした定期的な通院は、お子様のお口の健康を守るだけでなく、歯科に対する関心も高めます。習慣化すれば成長しても自ら歯科医院に通いやすくなり、結果的に健康維持に繋がるため、早い時期から予防のための通院を心がけましょう

お手入れレベルを上げる歯磨き指導でむし歯予防を強化しよう

むし歯の1番の原因は「磨き残し」です。丁寧に歯磨きをおこなっているつもりでも、歯と歯の間や、歯の根元には意外と汚れが残っており、気づかぬうちに磨き癖がついていることが理由として挙げられます。磨き癖は自分自身では治すことが難しく、改善するには正しい磨き方をお伝えする歯磨き指導を受けることが大切です。

いくらフッ素入り歯磨きを使ったり、定期検診でフッ素塗布を受けたりしても、普段から磨き残しが目立つ状態であれば予防はできませんので、歯磨き指導もしっかり受けるようにしましょう

歯磨き指導の内容

歯磨き指導では、患者様一人ひとりのお口やお体の状態に合わせて歯ブラシの持ち方や毛先の当て方、動かし方を指導します。普段お使いの歯ブラシをお持ちいただければ、より改善に向けたアドバイスがしやすくなりますので、通院の際は毎回お持ちください。

デンタルフロスや大人の方には歯間ブラシの使い方も分かりやすくお伝えしています

正しい歯磨きをおこなうには繰り返し練習することが大切

毎日おこなう歯磨きはつい「簡単なもの」と思われがちですが、実際はとても難しく、プロであっても汚れを100%落とすことは至難の業です。大切なのは100%にすることではなく目指すことですので、磨き残しを少しでも減らせる工夫を続けていきましょう。

とくに小学生以降になると自分磨きがメインになるため、早めに磨き癖を改善してあげるほうが健康を維持しやすくなります。繰り返し指導しますので、忙しくてなかなか仕上げ磨きがしっかりできないという方もお気軽にご相談ください

小児のむし歯予防は習慣化することが大切です

乳歯は永久歯よりもむし歯の発症・進行リスクが高く、予防するには質の高いセルフケアと、フッ素塗布や歯石除去、歯磨き指導などプロによるケアが欠かせません。どちらか一方ではなく、両方を意識することではじめて効果の高い予防ができます。

お子様のご年齢やお口の状態に合わせたケアはもちろん、保護者の方向けに正しい仕上げ磨きのやり方も分かりやすくご説明しておりますので、ぜひご相談ください。

お子様が歯科医院に対して「痛い」「怖い」というマイナスなイメージを持たないようにするためにも、早い時期から家族全員で予防のための通院をして習慣化させましょう。

 

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