「一般歯科と審美歯科って何が違うの?」と疑問に感じていませんか?
保険診療がメインの一般歯科は、費用を抑えることはできますが、機能回復のための最低限の治療をおこなうため、審美性はあまり重視されず、長持ちするとも限りません。歯科医院によって仕上がりに差がでやすいのは一般歯科の特徴といえるでしょう。
こちらのページでは、審美歯科が選ばれる理由を注意点も含めて分かりやすくまとめました。満足のいく治療をご希望の方や、一般歯科で治療を繰り返して歯の寿命が心配になっている方は、ぜひご参考ください。
審美歯科とは?
審美歯科は、審美性を重視した治療を行う診療科目です。セラミック治療やラミネートベニアなどが挙げられ、保険は適用されません。
審美性だけが優れていると思われがちですが、実は健康面にもいい影響を与えます。審美面と健康面に分けて特徴をよりくわしくみていきましょう。
審美面からみたセラミックの特徴
審美歯科を利用する患者様の多くは「仕上がりの美しさ」を重視しており、最低限の治療を行う保険診療との決定的な違いといっても過言ではありません。とくにセラミック素材は審美性が高く、幅広い年齢層に人気があります。
色を細かく調整することができる
保険診療で使用する素材よりも色を細かく調整できるため、自然な見た目に仕上がります。
一目につきやすい前歯の被せ物として最適です。
同じセラミックでもオールセラミックやジルコニアセラミックなど種類があり、それぞれ強みが異なります。一目につきやすい前歯はオールセラミックで、ある程度の耐久性が必要な奥歯はジルコニアセラミックで行うなど、状況に合わせて選択することが大切です。
歯の形を変えることができる
被せ物の場合は、もとの歯の形は仕上がりにほとんど影響しません。周囲の歯と軸を合わせることができるため、部分的な矯正治療としても使えます。
1本の歯だけがズレている方や、歯の色と形を同時に変えたい方にセラミック治療はおすすめです。
表面に汚れや傷がつきにくい
セラミックの性質上、長期間使っても変色や劣化がおこりにくく、きれいな状態を長く楽しめます。とくにセラミック以外を含まないオールセラミックは、その特徴が強く現れます。
きれいな状態を長く保てるのは、審美性を求めている方にとっての一番のメリットといえるでしょう。定期的なメンテナンスを受けることでより美しさを長持ちさせることが可能です。
健康面からみたセラミックの特徴
詰め物や被せ物は、使用する素材によって歯や全身への負担が異なります。安全に使い続けるためにも、審美面だけでなく健康面にも注目して選ぶようにしましょう。
セラミックの健康面の特徴は以下のとおりです。
寿命が10~20年と長い
もとの歯の状態によっても異なりますが、メンテナンスを怠らなければ20年以上使える場合もあります。保険の詰め物や被せ物よりもトラブルがおこりにくいため、周囲の歯にもいい影響を与えます。
磨き残しがおこりにくい
素材の性質上、天然歯や金属よりも歯面に磨き残しがおこりにくい傾向にあります。しかし、被せ物と根っこの境目には小さな溝ができてしまうため、その部分の汚れには注意が必要です。境目から虫歯にならないよう、被せ物と根っこの間を意識して磨きましょう。
金属アレルギーの方でも使用可能
オールセラミックやラミネートベニア、ダイレクトボンディングなどは、金属を一切含まないメタルフリー治療です。金属アレルギーの方でも選択が可能で、長期間使用しても歯ぐきの根元の金属が見えたり、歯ぐきが黒ずむ心配もありません。
とくに女性は妊娠や出産を機に体質が変わるケースも少なくないことから、金属を入れる場合は慎重になる必要があります。金属アレルギーの方はもちろん、現在アレルギーでない方にもメタルフリー治療はおすすめです。
ダイレクトボンディングなら削る量が最小限で済む
ダイレクトボンディングは、削った穴に直接材料を詰めてその場で固める治療法を指します。虫歯が小さい場合にのみ選択が可能です。
プラスチックにセラミックの粒子が混ざったペーストを使用するため、保険診療の白い詰め物よりも仕上がりが美しく、型取りをして行う詰め物よりも削る量が最小限で済みます。虫歯のみを削るため、治療が原因で歯の寿命が縮まることはほとんどありません。また、1回の通院で終了するので忙しい方にはとくにおすすめです。
セラミック治療をご希望の方は審美歯科へご相談を
審美歯科では、仕上がりの美しさはもちろん、健康面にも気を使った質の高い治療をご提供しております。「治療をするなら、きれいで健康な状態を1日でも長く保ちたい」という方に最適な診療科目といえるでしょう。
一目につきやすい前歯の治療や、金属を一切使用しないメタルフリー治療をご希望の方は、ぜひ審美歯科をご検討ください。