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歯の詰め物の変色はなぜ起こる?原因と対処法を解説

こんにちは。名古屋市中区新栄、千種駅から徒歩8分にある「みさとデンタルクリニック」です。

変色している歯の詰め物

歯の詰め物が黄ばんだり、境目が黒っぽく見えたりして気になっていませんか。見た目の問題だけと思っていても、素材の劣化や着色だけでなく、虫歯が関係していることもあるため注意が必要です。

この記事では、歯の詰め物が変色する主な原因、変色したときの対処法、変色を防ぐための予防法について分かりやすく解説します。詰め物の色の変化が気になる方はぜひ参考にしてください。

歯の詰め物が変色する原因

歯の詰め物が変色する原因になる赤ワイン

詰め物は人工物なのに、なぜ色が変わるのだろうと疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。詰め物の変色には、ひとつの原因だけでなく素材の性質や経年劣化、飲食物や喫煙による着色、さらに虫歯の再発など、いくつかの要因が関係します。

ここからは、詰め物が変色して見える主な原因を順に見ていきましょう。

素材そのものの劣化

虫歯治療後の詰め物としてよく使われるレジンは、時間の経過とともに少しずつ劣化することがあります。お口のケアの状態や食生活などの影響を受けますが、2〜5年ほどで色の変化を感じることは少なくありません。

使っていくうちに表面に細かな傷がついたり、水分をわずかに取り込んだりすることで、黄ばみやくすみが出やすくなります。その結果、周囲の歯と比べて色が暗く見えるようになったり、変色したと感じたりすることがあるのです。

飲食物による着色

レジンは吸水性が高く、着色しやすい素材です。コーヒーや紅茶、赤ワインなど色の濃い飲み物や、カレー、ソースなど着色しやすい食べ物を口にすると、詰め物の表面に色素が付着し、少しずつ着色汚れとして残っていきます。

なお、表面に付いた着色であればクリーニングで改善が見込めることがありますが、色素が内部までしみ込んでいる場合は、表面をきれいにするだけでは元の色に戻りにくいかもしれません。

喫煙による着色

喫煙も、詰め物の変色を引き起こす原因のひとつです。タバコの煙に含まれるタールやニコチンは、天然歯や詰め物の表面に付着しやすく、黄ばみや茶色っぽい汚れとして目立つことがあります。

金属イオンの溶け出しによる変色

詰め物そのものの変色ではありませんが、銀歯を使っている場合、歯ぐきが黒ずんで見えることがあります。これはメタルタトゥーと呼ばれる現象で、経年変化によって金属が少しずつ溶け出し、歯ぐきやその周辺の粘膜に色素が沈着することで起こります。

虫歯

詰め物のまわりの歯が変色している場合は、虫歯の可能性も考えられます。詰め物と歯の間には細いすき間ができることがあり、そこから細菌が入り込むと、治療した部分に再び虫歯ができることがあります。

虫歯が進むと歯質が溶かされ、歯と詰め物の境目が黒っぽく見えることがあります。こうした変化は、単なる着色と見分けがつきにくいことも少なくありません。

歯の詰め物が変色したらどうする?

たくさんのハテナマークを虫眼鏡で見ているイメージ

変色した詰め物をそのまま使い続けると、見た目だけでなく、詰め物の適合やお口の健康状態に関わることがあります。ただし、すべての変色で同じ対応が必要になるわけではありません。

ここでは、変色が気になったときに考えられる対処法についてご説明します。

虫歯の治療を受ける

歯と詰め物の境目が変色している場合は、虫歯になっている可能性があります。変色に加えて、痛みやしみる感覚がある場合は、すでに進行していることも考えられます。

虫歯が確認された場合は、詰め物を取り外して中の虫歯を丁寧に除去し、新しい詰め物を装着する必要があるでしょう。状態によって対応は異なりますが、異変に気づいたら早めに歯科医院を受診することが大切です。

詰め物を交換する

詰め物の変色が目立つ場合は、交換を検討するのが一般的な対応です。色素が内部までしみ込んでいる場合や、素材の劣化が進んでいる場合は、表面だけをきれいにしても改善が難しいため、新しい詰め物に取り替えることで見た目を整えます。

交換の際には、レジンよりも変色しにくいハイブリッドセラミックやセラミックなどの素材を選ぶ方法もあります。こうした素材は自然な色調を保ちやすく、耐久性や清掃性の面でも検討しやすい選択肢です。

クリーニングを受ける

変色の原因が表面に付着した汚れや色素沈着である場合は、歯科医院で専門的なクリーニングを受けることで改善できる可能性があります。クリーニングでは、専用の器具や研磨剤を使って、歯の表面や詰め物のまわりを清掃し、着色を取り除いていきます。

ただし、詰め物自体の素材が劣化している場合や、内部まで変色している場合は、クリーニングだけで本来の色に戻すことはできません。ご自身で強くこすって落とそうとすると表面を傷つけることもあるため、まずは状態を確認してもらいましょう。

ラミネートベニアを検討する

歯の変色だけでなく、歯並びや形、黄ばみなども気になる場合には、ラミネートベニアという方法が選択肢になることがあります。ラミネートベニアは、歯の表面を薄く削り、その上からセラミックのシェルを貼り付ける方法です。

セラミックはレジンと比べて吸水性が低く、変色しにくいのが特徴です。審美面を整える方法としてはセラミックの被せ物をする治療もありますが、その場合は歯の周囲を大きく削る必要があります。

ラミネートベニアはセラミッククラウンとは異なり、歯を全周大きく削る治療と比べて、削る範囲を抑えられる方法です。ただし、削る量や適応は歯の状態によって異なり、主に前歯など適応が限られることが多く、詰め物の状態や噛み合わせによっては向かない場合もあります。

ホワイトニングで詰め物は白くなる?

歯科医院でオフィスホワイトニングをしている患者

ホワイトニングは、天然の歯を白くするための方法であり、詰め物や被せ物などの人工物そのものを白くすることは基本的にできません。そのため、詰め物が変色している場合、ホワイトニングをしてもその部分の色は変わらず、かえって周囲の歯との色の差が目立つことがあります。

ホワイトニングを考えている方は、先に詰め物の状態を確認しておくと、治療の順番を決めやすくなります。見た目を整えたい場合は、天然歯と詰め物の色のバランスを含めて歯科医院で相談するとよいでしょう。

歯の詰め物が変色するのを防ぐには

定期歯科検診をうけるイメージ

歯の詰め物の変色は、日々の工夫によって起こりにくくすることができます。完全に防ぐことは難しくても、素材選び、生活習慣、セルフケア、定期的な管理を意識すれば、変色しにくい状態を保ちやすくなります。

ここでは、詰め物の変色を予防するために意識したいポイントをご紹介します。

セラミック素材の詰め物を選ぶ

詰め物の素材によって、変色のしやすさには違いがあります。レジン系の素材は変色しやすい一方で、セラミック素材は色が変わりにくく、長く見た目を保ちやすい特徴があります。

費用は高くなる傾向がありますが、見た目を気にされる方にとっては検討しやすい選択肢です。詰め物を作り直す際には、変色しにくい素材を選ぶことも検討してみてください。

飲食物に気を付ける

コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなど色素の強い飲食物は、レジンでできた詰め物に染み込みやすいため注意が必要です。ただし、こうした飲食物を完全に避ける必要はありません。

口にしたあとは、できるだけ歯磨きやうがいを行いましょう。すぐに歯磨きが難しい場合でも、水で口をゆすぐだけで着色を抑える助けになります。また、飲み物が歯に触れにくいようストローを使う工夫もひとつの方法です。

正しい歯磨きとセルフケア

詰め物の周囲や歯と歯の間に汚れが残ると、そこから変色が進みやすくなります。毎日の歯磨きに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシを使い、細かい部分まで清掃することが大切です。

歯磨きの際は、力を入れすぎずやさしく磨くこともポイントです。強くこすると、詰め物の表面に細かな傷がつき、かえって着色しやすくなることがあります。

なお、フロスが引っかかる、ほつれるといった場合は、詰め物に段差ができていたり、適合が悪くなっていたりするサインのこともあります。気になるときは早めに歯科医院を受診して相談するようにしましょう。

喫煙を控える

喫煙は、歯の変色を進める代表的な原因のひとつです。タバコに含まれるタールやニコチンなどの成分が歯の表面に付着し、黄ばみや茶色の着色を引き起こします。

健康面だけでなく、歯の見た目を保つためにも、できるだけ喫煙を控えることが望ましいでしょう。禁煙が難しい場合でも、本数や吸うタイミングを見直したり、喫煙後にうがいをしたりすると、着色のリスクを抑えられます。

定期検診とクリーニング

詰め物の変色を防ぐには、歯科医院で定期検診を受けることが大切です。お口のトラブルを早めに見つけやすくなり、必要に応じて適切な処置につなげることができます。

また、表面の汚れや着色は、歯科医師や歯科衛生士によるクリーニングで除去できることがあります。ご自宅でのケアでは落としきれない汚れに対応できるため、お口の中を清潔に保ちやすくなります。

定期検診では、変色だけでなく、詰め物のすき間、欠け、すり減り、虫歯の再発がないかといった点も確認できます。受診の間隔はお口の状態によって異なるため、ご自身に合ったペースを歯科医院で相談するとよいでしょう。

まとめ

変色した歯の詰め物を治療した前後のイメージ

詰め物の変色は、素材の劣化、飲食物や喫煙による着色、虫歯の再発など、さまざまな原因で起こります。また、詰め物そのものが変色しているのか、歯との境目が黒ずんでいるのか、歯ぐきが黒ずんでいるのかによっても、考えられる原因は異なります。

変色が気になる場合は、原因に応じてクリーニングや詰め物の交換、必要に応じた虫歯治療などを検討します。見た目の変化があってもすぐに大がかりな治療になるとは限りませんが、自己判断せずまず原因を確認することが大切です。

変色を起こりにくくするためには、着色しやすい飲食物との付き合い方を工夫し、喫煙を控え、丁寧な口腔ケアを続けることが大切です。詰め物を作り直す際には、セラミックなど変色しにくい素材を選ぶと、長期間にわたって見た目の美しさを保ちやすくなります。

さらに、定期的に歯科医院でチェックとクリーニングを受けることで、詰め物をよりよい状態で保ちやすくなります。

千種駅・新栄町駅から徒歩圏の「みさとデンタルクリニック」では、歯の詰め物に関するご相談を受け付けています。

当院では、患者さまが何を望まれているか、何に悩まれているかを一番に考えて治療を行っています。また、機能面だけでなく、見た目も理想的な口元を目指します。

一般歯科だけでなく、矯正治療やホワイトニング、予防歯科などにも力を入れております。当院のホームページはこちら、WEB予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

谷口 実里 院長

■この記事の監修者

谷口 実里 院長

経歴
  • 新潟大学歯学部卒業
  • 新潟大学歯科総合診療部勤務
  • 医療法人慧真会倉嶋歯科クリニック勤務
  • おおの歯科クリニック分院長
  • 医療法人参方善さくら会勤務
ご挨拶

こんにちは。名古屋市中区新栄にあるみさとデンタルクリニック、院長の谷口実里です。
当クリニックには、名古屋市新栄だけでなく、千種、今池エリアから多くの患者様に来院していただいております。
虫歯や歯周病といったお口の病気の治療・予防に力を入れ、歯の寿命を伸ばす治療をご提案することを意識しています。
セラミックやホワイトニングなどの口元の美しさ・健康に繋がる治療、さらには歯並びの乱れを改善する矯正治療など、幅広い診療メニューで皆様のご要望・お悩みにしっかりとお応えして参ります。
小児の口腔発達にも力を入れており、長く通っていただける心地の良い定期健診を提供しています。
また、カウンセリングを重視しながら、お越しになられた患者様お一人おひとりのお話をしっかりとお聞きして、誠実に向き合い、満足していただける質の高い治療をお届けして参りたいと思っています。
お困りごとがございましたら是非、お気軽にご相談ください。

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