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「治したはずの歯が次々に悪くなってきた」セラミック症例

1_「治したはずの歯が次々に悪くなってきた」セラミック症例

こんにちは!愛知県名古屋市中区新栄にあるみさとデンタルクリニックです。

「昔入れた銀歯が目立って気になる」「自然な歯に見える治療を受けたい」といったお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
当院ではそうしたお悩みを解消するために、見た目も機能も優れたセラミック治療を提供しています。

本記事では実際に当院で治療を行った症例をご紹介します。
治療前後の変化や、セラミック治療のメリットデメリットについても詳しくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!

 

みさとデンタルクリニックのセラミック治療について詳しくは当院サイトの「美しいセラミックによる治療」のページも併せてご覧ください。

目次

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治したはずの歯が次々に悪くなってきた」セラミック症例

(動画版ブログへのリンク)

治したはずの歯が次々に悪くなってきた」症例概要2_症例概要1

通院時年齢 30代
性別 男性
通院目的 5年前に治療したはずの歯が次々に悪くなってきた。歯があちこち外れたり、欠けたりしているのでこれを機にしっかり治したい
診断 右上(C2): 3・2・1

右下(C2): 5・7

左上(C2): 1・2・3・7、(C3):6

左下(C2): 5・6、(C3):7

治療内容 C2:CR充填・e-maxインレー修復、ジルコニアクラウンによる補綴

C3:抜髄処置後ジルコニアクラウンによる補綴

通院期間・回数 約6ヶ月(通院回数18回)
費用 419,100円(税込) ※自由診療
リスク・副作用 かみ合わせや食いしばり、歯ぎしりが強すぎる方はセラミックが割れる可能性があります。

また、生活歯を削合するため神経治療が必要になる場合があります。

 

患者様の主訴「治したはずの歯が次々に悪くなってきた

今回の患者様は、詰め物が外れたことをきっかけに来院された30代男性です。

以前は別の歯科医院で治療に通われていましたが、しっかり通っているのに毎回どこかに新しい虫歯が見つかることに不安を感じていたそうです。

必要な治療を一通り終えた後は約4年間受診されていませんでしたが、今回の来院を機に「お口全体をしっかり治し、今度こそ長持ちする治療を受けたい」と強い意志をもって当院を受診されました。

セラミック補綴治療とは

当院のサイトでは、セラミック補綴治療の特徴や利点を詳しく解説しています。以下もあわせてご覧ください。

治したはずの歯が次々に悪くなってきた」セラミック症例の治療内容

初診時の状態

3_初診時の状態

4_症例概要

診査の結果、ほとんどの治療済みの歯に二次カリエスが確認されました。

深部まで進行していた虫歯

特に詰め物が取れた左上6番と左下7番、右下7番は、虫歯が深部まで進行しており、神経に近い状態でした。

劣化による再発と症状

既存のレジンやメタル修復物が経年劣化し、詰め物の下で歯が再発していました。
一部の歯では痛みやしみる症状も見られ、早期の対応が必要な状態でした。

主治医の見解

経年劣化による「再発の連鎖」

過去に行われたレジンやメタル修復は、時間の経過とともに劣化し、歯との間にわずかなすき間が生じます。
そのすき間から細菌が侵入すると、詰め物の下で再びむし歯が進行してしまいます。

この二次カリエスは自覚症状が少なく、気づいたときには神経近くまで進んでいることも少なくありません。

放置によるリスク

詰め物が外れたまま放置すると、虫歯が急速に進行し、神経を失う可能性があります。
再治療を重ねるたびに歯は弱くなり、最終的には抜歯が必要になるケースも少なくありません。

そのため、今回の症例ではできる限り神経を残すことを最優先に、再発リスクの低い素材と方法を選択しました。

セラミック素材(e-max・ジルコニア)のメリット

5_セラミック素材(e-max・ジルコニア)のメリット

セラミック(e-max・ジルコニア)は、従来の金属やレジンに比べて「適合性」「耐久性」「生体親和性」「審美性」「清掃性」のすべてに優れた素材です。

長期的な安定性と見た目の美しさを両立できることから、再治療を防ぐ“先を見据えた治療”として選ばれています。

適合性

精密なデジタル設計で製作されるため、歯にぴったりフィット。
すき間ができにくく、細菌の侵入を防ぐことで再発リスクを抑えます。

耐久性

経年的な変形や摩耗が少なく、強い咬合力にも耐えられる安定した素材です。
詰め直しの回数を減らし、長期的な安定を実現します。

生体親和性

金属を含まないためアレルギーや歯ぐきの黒ずみの心配がなく、身体に優しい素材として安心して使用できます。

審美性

e-maxやジルコニアは、天然の歯に近い透明感と光沢を再現できます。
見た目が自然で、口を開けても治療跡が目立ちません。
特にe-maxは高い透明感を持ち、周囲の歯と調和する美しい仕上がりが可能です。

清掃性

表面が非常に滑らかでプラークや着色が付きにくく、日々の歯磨きでも汚れが落としやすいです。

“お皿のように汚れにくい”清潔性

セラミックはお皿やカップにも使われる素材です。

表面に凹凸が少ないため、色素や汚れが滑るように落ちやすく、日々のブラッシングで清潔な状態を保てます。
さらに、変形が起こりにくいため、歯との境目のフィット感が長く続き再治療のリスクを抑えることができます。

治療プランのご提案と選定理由

6_治療プランのご提案と選定理由

患者様のお悩みとご希望、そして口腔内の状態を考慮し、以下の治療プランをご提案しました。

A. セラミックによる修復(e-max/ジルコニア)

セラミックは適合性・耐久性・審美性のすべてに優れた素材です。
歯との適合性が高く、細菌の侵入を防ぐことで再発リスクを軽減できます。
金属を使用しないためアレルギーや歯ぐきの変色の心配がなく、自然な透明感で見た目にも美しく仕上がります。

B. 保険材料(レジン・メタル)による修復

保険適用のため費用を抑えられる点が大きなメリットです。
経年的な劣化や変色が起こりやすく、金属の場合は歯との境目にすき間ができて虫歯が再発するリスクがあります。
見た目の自然さや歯への適合性という点では、自由診療素材に劣る傾向があります。

患者様は「もう同じ歯を何度も治したくない」という思いから、長期的な安定性と再発予防を重視し、セラミックによる修復を選択されました。

治したはずの歯が次々に悪くなってきた」治療のプロセス

7_治療のプロセス

1.  カウンセリングと診査

レントゲン・口腔内写真で虫歯の進行状態を把握。
治療方針と素材の違いについて丁寧に説明し、全体の治療計画を共有しました。

2.  神経治療・う蝕除去

8_神経治療・う蝕除去

痛みのあった左下7番から治療を開始。
隣の左下6番にも虫歯が見つかり、虫歯を除去したところ神経のすぐ近くまで進行していましたが、歯髄を残す処置を行い、神経を残したまま最終的な補綴を行うことにしました。

その後、仮歯を装着して噛み合わせを確保しながら歯ぐきの治療を進め、神経の反応を慎重に経過観察しました。

3. 左上6・7番の治療

左上の奥歯も同様に虫歯が深かったため、できる限り神経を残す方針で処置を行いました。

左上7番は神経近くまで虫歯が進行していましたが、神経を保護する処置を行うことで歯髄を残すことができました。一方で左上6番は、虫歯の進行が大きく神経処置(根管治療)が必要な状態でした。

4.  セラミック修復物の製作・装着

9_セラミック修復物の製作・装着

虫歯の進行度や残せる歯質の量に応じて、インレーで対応できるC2の歯はe-maxインレーを選択し、C2であっても虫歯が大きく歯の形態を維持できない部位(左上7・左下6・右上3)はジルコニアクラウンで補強しました。

C3の歯については抜髄後、ジルコニアクラウンで補綴しています。

神経のある歯(生活歯)にはセラミッククラウンを確実に接着して被せることで、装着後の「しみる」といった不快症状が出にくくなり、神経の炎症を早期に落ち着かせやすいという利点があります。

それぞれの部位ごとに精密な型取りを行い、歯の形態や咬み合わせにぴったり合うようデジタル技術を活用して製作。装着時には湿気を排除し、防湿環境を整えたうえで確実な接着を実施しました。

これにより、詰め物や被せ物の適合精度が高まり、長期的な安定性と再発防止が期待できます。

5. 仕上げとフォローアップ

治療完了時には、全体の噛み合わせや接着状態を確認し、良好な結果が得られました。
セラミック修復により、見た目・清掃性ともに改善され、再発リスクを抑えた安定した状態で治療を終えています。

治したはずの歯が次々に悪くなってきた」症例のビフォーアフター

10_ビフォーアフター

Before: 複数の再発虫歯と詰め物の劣化

過去のレジンやメタル修復が劣化し、ほとんどの歯に二次虫歯が見られました。
一部の歯では痛みやしみる症状があり、神経近くまで虫歯が進行している状態でした。

After: セラミック修復で見た目と機能が改善

セラミックで修復したことで、見た目が自然で清潔感のある仕上がりになりました。

表面が滑らかで汚れが付きにくく、プラークスコアは5%まで改善されています。
清掃性が高まり、再発リスクを抑えた安定した口腔環境となりました。

昔治療したかぶせ物や詰め物のお悩みは”みさとデンタルクリニック”にご相談ください

「昔治療したかぶせ物や詰め物が気になる」「銀歯が目立って笑顔に自信が持てない」「古い詰め物が取れそうで不安」など、歯の見た目や健康に関するお悩みはありませんか?

みさとデンタルクリニックでは審美性と機能性を兼ね備えた治療を提供しています。
昔治療した銀歯や詰め物を天然歯のような白いセラミックに交換することで、笑顔に自信を取り戻し歯の健康を長く維持することが可能です。

また、最新のデジタル技術を使用することで患者様一人ひとりに最適な治療計画を立て、短期間で自然な仕上がりを実現します。

よくあるご相談

  • 銀歯の見た目が気になる
  • 古いかぶせ物が不安定になってきた
  • かぶせ物の下に虫歯があると言われた
  • 安全で体に優しい素材を使いたい

当院のセラミック治療はこんな方におすすめです!
無料カウンセリングで詳しい治療内容や費用についても丁寧にご説明いたします。
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