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歯周病では特に予防が大事periodontal
初期には自覚症状がほとんどありません
歯を失う一番の原因とされている歯周病は、初期にはほとんど自覚症状が現れません。
歯茎の腫れや歯のぐらつきなどの異変に気づいた時、すでに悪化してしまっていることがよくあります。
こうした歯周病から歯を守るには、治療ではなく予防が大事になります。
気になる症状がなくても定期的に歯科クリニックへ通院して、予防・メンテナンスを受けるようにしましょう。
ご自宅でのセルフケアも大切です
歯周病はお口の中の汚れに棲む歯周病菌に感染することで起こります。
そのため、歯周病を予防するには歯科クリニックで定期的にクリーニングを受けるとともに、ご自宅でもブラッシングなどのセルフケアを行って、歯垢(プラーク)などの汚れを落としてお口の中を清潔にしなければいけません。
そうした患者様のセルフケアのモチベーションを高めるためにも、名古屋市中区のみさとデンタルクリニックでは画像を使うなどしてビジュアルに訴えかける形でわかりやすく歯周病のことをお伝えし、予防の意づけに繋げるようにしています。
全身の病気とも深い関わりが
歯周病はお口の病気ですが、様々な全身疾患とも深い関わりがあることがわかっています。
特に関連が指摘されているのが糖尿病で、歯周病になると糖尿病の悪化を招く恐れがあるとされています。
さらに妊婦様にも影響があり、妊娠中に歯周病になると早産・停滞受持出産のリスクが数倍にもなると言われています。
このように歯周病は全身の健康にも悪影響をおよぼすものですので、しっかり予防してお口とお体を守るようにしましょう。
歯周病の進行と症状・治療periodontal
歯肉炎
歯茎が赤く腫れ、出血しやすくなっています。
歯周ポケットの深さは2~3mm程度で、歯を支える骨(歯槽骨)はまだ破壊されていません。
正しいブラッシングやスケーリング(歯石取り)などでお口を清潔にして症状改善をはかります。
軽度歯周炎
歯茎がさらに腫れて、出血や膿が出たりする場合があります。
歯周ポケットが3~5mm程度まで深くなり、歯槽骨などの歯周組織が破壊され始めます。
歯肉炎の時と同様に、正しいブラッシングやスケーリング(歯石取り)などでお口を清潔にして症状改善をはかります。
中等度歯周炎
歯槽骨の破壊が進み、歯が浮いているような感じがします。
また膿が出て口臭が強くなったり、ものを噛むと痛んだりするようになります。
歯周ポケットも4~7mm程度まで深くなります。
歯周ポケットの奥に付着した汚れを取り除き、歯の根っこ(歯根)の尿面を研磨して汚れの再付着を防ぎます(ルートプレーニング)。
またルートプレーニングだけで汚れが落とせない場合には、歯周ポケット掻爬術という外科的処置を行うこともあります。
重度歯周炎
歯槽骨が半分以上破壊されて、歯がグラグラと動くようになります。
歯周ポケットも6mm以上の深さになり、そのまま歯が抜け落ちてしまうこともあります。
重度まで進行すると抜歯が避けられない場合が多く、抜歯後は入れ歯などでお口の機能と見た目を補います。