こんにちは!愛知県名古屋市中区新栄にあるみさとデンタルクリニックです。
「昔入れた銀歯が目立って気になる」「自然な歯に見える治療を受けたい」といったお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
当院ではそうしたお悩みを解消するために、見た目も機能も優れたセラミック治療を提供しています。
本記事では実際に当院で治療を行った症例をご紹介します。
治療前後の変化や、セラミック治療のメリットデメリットについても詳しくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!
みさとデンタルクリニックのセラミック治療について詳しくは当院サイトの「美しいセラミックによる治療」のページも併せてご覧ください。
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[動画版]「上の前歯の詰め物の色が気になる、歯がねじれているのできれいに治したい」セラミック症例
「上の前歯の詰め物の色が気になる、歯がねじれているのできれいに治したい」症例概要
通院時年齢 | 性別 | 通院目的 | 診断 | 治療内容 | 治療期間・回数 | 費用※自由診療となります。 | リスク・副作用 |
24歳 | 男性 | 幼少期からむし歯が多く、治療を繰り返してきた。最近前歯の詰め物の色が気になり始めそれとともに前歯のねじれた形も気になるようになったため来院。 | 右上1、左上1C2 翼状捻転
左上2C3処置歯 |
ジルコニアオールセラミック
オフィスホワイトニング3回 |
2ヶ月(通院回数6回) | ジルコニアオールセラミッククラウン3本297,000円(税込)
オフィスホワイトニング71,500円(税込) ※保険適用外の自由診療になります |
かみ合わせや食いしばり、歯ぎしりが強すぎる方はセラミックが割れる可能性があります。 |
患者様の主訴「上の前歯の詰め物の色が気になる、歯がねじれているのできれいに治したい」
今回ご紹介するのは24歳の男性患者様の症例です。
「上の前歯の詰め物の色が気になる」「歯がねじれているのできれいに治したい」というお悩みをお持ちで、当院へご相談にいらっしゃいました。
以前にむし歯を治療した際にレジンを充填していましたが、経年劣化による変色や周囲の歯との色の差が気になるようになりだしたら、前歯の一部がねじれ気味なのも気になるようになってきたそうです。
今回は前歯を自然で美しい状態に戻したいという患者様の主訴に対して、セラミック治療によるアプローチを行った症例をご紹介します。
治療の流れやメリット・デメリットを含め、詳しく解説しますので同じようなお悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
セラミック補綴治療とは
「上の前歯の詰め物の色が気になる、歯がねじれているのできれいに治したい」症状について主治医の見解
「上の前歯の詰め物の色が気になる、歯がねじれているのできれいに治したい」という症状には大きく分けて“色の問題”と“歯並びの問題”の2つが存在します。
前者は以前に充填したレジン素材が経年変化で変色したり、元々の歯の色と調和していないことが原因となることが多く、後者は歯の生え方や向きに起因します。
主に考えられる原因を主治医の見解として以下にまとめました。
1. シェードマッチング(色合わせ)の不正確さ
- 色の選定ミス
被せ物やつめものの色を選ぶ際には、天然歯の色や透明感に合わせた「シェードガイド」を使用します。しかし使用するシェードガイドや照明の種類・明るさによっては実際の口腔内で見る色と微妙な差異が生じることがあります。 - 照明条件の違い
自然光や診療室の照明下で見る歯の色は、周囲の光源によって見え方が変わります。特に前歯のように目立つ場所ではわずかな色のズレが大きく感じられるため、より丁寧な色合わせが必要です。
2. 素材の特性(レジンの経年劣化)
- 吸水性があるレジン素材
一般的なレジン(プラスチック)は水分を吸収しやすく、経年劣化によって変色・変形を起こしやすい特徴があります。 - 表面の傷や着色
レジンはセラミックなどに比べて表面が傷つきやすく、コーヒーや紅茶などの色素が浸透しやすい傾向があります。その結果、時間の経過とともに詰め物の部分だけ色が目立ってきてしまう場合があります。
3. 歯の色の経年変化
- 天然歯自体の変化
歯は加齢や飲食による着色、ホワイトニング効果の減少などによってもとの色調が変化していくことがあります。 - 当初は合っていた色が後々ずれてくる
つめものをした直後は周囲の歯と色が合っていても、天然歯側の色が変化すると差異が目立ちやすくなります。
4. 上顎前歯の翼状捻転(歯のねじれ)
- 歯列の生え方による変形
上顎の前歯が回転やねじれを伴って生えている状態を「翼状捻転」と呼びます。見た目だけでなく噛み合わせや清掃性にも影響を与え、むし歯や歯周病のリスクが高まることもあります。 - 矯正治療が選択肢になることも
軽度のねじれであれば、被せ物の形状を工夫することである程度カバーできる場合もありますが、歯並び全体を整えたい場合には矯正治療も検討します。今回はむし歯治療の兼ね合いもあり、セラミック補綴によるアプローチを優先しました。
みさとデンタルクリニックでは上記のようなことが起こらないよう、歯の色合わせには最新の注意を払い、患者様のご希望を丁寧に伺いながら納得していただけるまで何度でも調整させていただきます。
安心してお任せください!
「上の前歯の詰め物の色が気になる、歯がねじれているのできれいに治したい」セラミック症例の治療内容
初診時の患者様の状態
以前に治療したレジン充填が変色し、さらに歯頚部(歯と歯ぐきの境目)にはエナメル質のう蝕による着色が見られました。
その結果、パッチワークのように一つの歯の中に複数の色が混在し、見た目の面で大きく損なわれている状態でした。
また右上1番と左上1番は内側にねじれて生えており、いわゆる「翼状捻転」の形態が認められました。
初診時パノラマ写真
パノラマ画像を確認したところ、右上1番と左上1番は生活歯でレジン充填されており、左上2番は失活歯でレジンが充填されている状態でした。
虫歯の再発を防ぐため”オールセラミック”のクラウンをご提案
虫歯をしっかりと治療した後、再発を防ぐために「オールセラミック」をご提案しました。
なぜセラミックをご提案したのか、以下でセラミックの特徴について詳しく説明いたします。
セラミックの歯はお皿と同じ素材?
セラミックはお皿と同じ素材でできているんですよ。
お皿って汚れがついても、こすると元のツルツルな面に戻りますよね。むし歯は詰め物と歯の境目からできやすいのですが、セラミックは汚れがつきにくく、ついた汚れも歯ブラシでするっと落としやすいのが特長なんです。
だから、むし歯を再発させるリスクを下げることができるんです。
また、金属のような経年劣化による変形が少ないこともポイントです。歯と被せ物の境目が変形しにくいため、汚れがたまったり、むし歯が再発しやすくなったりするリスクを抑えることができます。
私たちは虫歯の治療だけでなく、その後の再発防止も重要だと考えています。オールセラミックは虫歯の再発リスクを減らし、機能性と美しさを兼ね備えた選択肢です。
ぜひ一緒に理想の治療を進めていきましょう!
セラミックの特徴
1. 高い適合性
オールセラミックの被せ物は、非常に高い精度で作製されるため、歯との隙間が最小限に抑えられます。これにより、細菌が侵入しにくく、虫歯の再発リスクを軽減できます。
2. 優れた耐久性
セラミックは、天然歯に近い硬さを持ち、咬み合わせや日常の使用にも十分耐えられる強度を持っています。これにより、長期間安心して使用できます。
3. 生体親和性
金属を使用しないため、アレルギーの心配がなく、歯や歯茎への影響も少ない安全な素材です。
4. 美しい見た目
セラミックの自然な透明感と色調により、まるで自分の歯のような仕上がりになります。前歯などの見た目が気になる部分にも最適です。
治療プランの作成(ご提案)
むし歯治療では、可能な限り健全な歯質を残すことを基本としています。ただし、健全歯質が少ない場合にはクラウン補綴がむし歯再発の予防や予後の安定に効果的です。今回のケースでは、セラミック治療を行うことで、長期間にわたり神経を保護できると診断しました。また、患者様の「見た目をきれいに治したい」というご希望に対しても、セラミック治療が最適な選択肢と考えられました。
歯のねじれについては矯正治療も選択肢に入りましたが、むし歯治療で歯を削る必要があるため、今回は矯正を見送りました。健全歯質が残っている右上2番に関しては削らず、オフィスホワイトニングで対応することになりました。
ご提案した治療プラン
原因に基づき、以下の治療プランをご提案し、患者様には「A」のプランを選んでいただきました。
A. ジルコニアオールセラミックスによる補綴
- 色調や透明感に優れたジルコニア素材を使用し、自然な見た目に仕上げます。
- 高精度なシェードマッチング機器を用いて、患者様の歯と調和する色を選びました。
B. レジン充填のやり直し
- 経年劣化で変色したレジンを取り除き、新しい充填を施すプラン。
C. 矯正治療
- 歯のねじれを矯正治療で整えるプラン。
ただし今回はむし歯治療を優先するため選択しませんでした。
「既存の被せ物の交換」治療のプロセス
患者様にお選びいただいたプランA.「既存の被せ物の交換」で治療を開始します。
治療の流れは下記の通りです。
1.治療開始前
- 口腔内や笑顔の写真を撮影し、治療前の状態を記録。
- 診断用ワックスアップを行い、完成イメージを模型上で確認。
- 仮歯を装着し、患者様と色・形をチェックして微調整。
2.被せ物の製作
- デジタルスキャナーで歯型を取り、技工士と共有。
- シェードテイキングを行い、患者様の歯に合わせて精密に被せ物を作製。
3.最終装着
- 製作した被せ物を装着し、色や噛み合わせを確認。
- 必要に応じて微調整を行い、審美性と機能性を両立させた状態で治療完了となります。
4. 治療後のフォローアップ
経過観察
かみ合わせや色調、装着感を確かめるため定期的にチェックを行います。必要に応じて微調整を行うことで、長期にわたって快適にご使用いただける状態を維持します。
歯の色調を維持するためのレクチャー
色調維持のため、着色しやすい食品の注意点や歯磨き方法をレクチャーさせていただきます。
「上の前歯の詰め物の色が気になる、歯がねじれているのできれいに治したい」症例のビフォーアフター
仮歯の調整を行いながら、患者様が納得いただける仕上がりを目指します。なかでも色や形の調整は、満足度を大きく左右する重要なポイントです。そのため、技工士との連携や患者様とのコミュニケーションを密に取り、細部まで丁寧に確認・調整を進めていきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回は「上の前歯の詰め物の色が気になる、歯がねじれているのできれいに治したい」患者様のセラミック症例でした。
歯の色や形に関するお悩みは笑顔や自信に大きく影響します。
みさとデンタルクリニックでは患者さま一人ひとりのご希望に寄り添い、質の高い治療を提供しております。
どんな些細なお悩みでもお気軽にご相談ください。一緒に理想の笑顔を実現しましょう。
昔治療したかぶせ物や詰め物のお悩みは”みさとデンタルクリニック”にご相談ください
「昔治療したかぶせ物や詰め物が気になる」「銀歯が目立って笑顔に自信が持てない」「古い詰め物が取れそうで不安」など、歯の見た目や健康に関するお悩みはありませんか?
みさとデンタルクリニックでは審美性と機能性を兼ね備えた治療を提供しています。
昔治療した銀歯や詰め物を天然歯のような白いセラミックに交換することで、笑顔に自信を取り戻し歯の健康を長く維持することが可能です。
また、最新のデジタル技術を使用することで患者様一人ひとりに最適な治療計画を立て、短期間で自然な仕上がりを実現します。
よくあるご相談
- 銀歯の見た目が気になる
- 古いかぶせ物が不安定になってきた
- かぶせ物の下に虫歯があると言われた
- 安全で体に優しい素材を使いたい
当院のセラミック治療はこんな方におすすめです!
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