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乳歯はどの順番で抜ける?生えかわりの時期に注意することも解説

2024.08.21

こんにちは。名古屋市中区にある、みさとデンタルクリニックです。

子供の歯

乳歯は一般的に6歳前後になると抜け始め、基本的には抜ける順番が決まっています。生えかわりのタイミングには個人差があるので、多少前後しても問題ありません。

本記事では、乳歯と永久歯の本数や抜ける順番について詳しく解説します。乳歯から永久歯に生え変わるタイミングにおいて注意すべきことも併せて解説するため、ぜひ参考にしてみてください。

乳歯と永久歯の本数

子供の歯

乳歯と永久歯の本数は異なります。以下で、それぞれ解説します。

乳歯の本数

乳歯は生後6か月頃から生え始めます。下の前歯から生え始め、一般的には3歳頃までには全ての歯が生え揃うでしょう。

乳歯は、上下合わせて20本の歯が生えるとされています。乳歯は永久歯よりもサイズが小さく、生え揃っても歯と歯に隙間ができる場合もありますが、将来永久歯が生えるスペースを確保しているためなので問題ありません。

乳歯は、子供が食べ物を噛む機能を果たしたり発音の補助をしたりするだけでなく、永久歯が正しい位置に生えるためのガイドの役割も持っています。乳歯の健康は、永久歯の発育にも影響するため虫歯などには注意しましょう。

永久歯の本数

乳歯が抜けて永久歯がすべて生えそろうと、全部で28本になります。永久歯は生え変わらないため、抜け落ちても新しい歯は生えてきません。長く健康に保てるように、適切なケアやメンテナンスを行うことが大切です。

永久歯そのものは生え変わりませんが、親知らずが生えてくるケースがあります。親知らずとは歯列の最も奥に生える歯で、15歳~20歳頃に生えてくることが多いです。

ただし、全ての人に4本全ての親知らずが生えてくるわけではありません。また、人によっては生え方が悪く、お口の中の健康状態を考慮して抜かなければならない場合もあります。

永久歯が28本の方もいれば32本の方もいるなど、生えている本数が人によって異なるのです。

乳歯はどの順番で抜ける?

乳歯はどの順番で抜けるか考えてる人

乳歯には、抜ける順番があります。

ただし、歯の抜ける順番や年齢には個人差があるため、以下の順番で抜けなくても不安に思う必要はありません。あくまで目安として捉えておきましょう。

ご紹介する順番に反して抜けたり、2本同時に抜けたりすることもありますが、抜けて新しい歯に生え変われば問題ありません。何か心配なことがある場合には、歯科医院でチェックしてもらいましょう。

6〜8歳頃に抜ける順番

最初に抜ける乳歯は、下の歯の真ん中の乳中切歯と呼ばれる歯で、6歳頃に抜けることが多いです。その後、下の前歯4本と上の前歯4本が、6~8歳の間に生え変わります。

乳中切歯、乳中側歯が抜けるのと並行して、一番奥に第一大臼歯が生えてきます。第一大臼歯は6歳前後になると生えてくるため、6歳臼歯とも言われています。噛む力が非常に強い歯で、永久歯の中でも特に重要な歯です。一昔前までは、最初に生える永久歯とされていました。

最近では下の前歯が永久歯に生え変わるほうが早いケースが多いため、親世代と歯の生え変わる順番と認識が異なるかもしれません。どちらが先に抜けても問題ないので、心配しなくて良いでしょう。

9〜12歳ごろに抜ける順番

9歳を過ぎる頃には、犬歯や第一乳臼歯、第二乳臼歯が順番に生え変わっていきます。最初に抜けた乳中切歯と同様に、下の歯が先に抜けて次に上の歯が抜ける傾向にあります。

12〜14歳ごろまでに、永久歯の総数28本が揃って歯並びが完成するでしょう。

永久歯に生えかわる時期に注意すること

永久歯に生えかわる時期に注意することイメージ

永久歯への生え変わりの時期には、いくつか注意しておくべきことがあります。永久歯に健康的に生え変わるためにも、次のことに注意しましょう。

虫歯予防をしっかり行う

生えたばかりの永久歯の表面は、完全に生え変わって成熟した状態の歯と比べて粗いです。歯の表面が粗いと汚れが付着しやすく、虫歯のリスクが高まるので注意が必要です。

生え変わったばかりの歯は幼若永久歯(ようじゃくえいきゅうし)と呼ばれ、2~3年は歯質そのものが未成熟です。酸に弱く虫歯になりやすいため、永久歯に生え変わるタイミングでは、特に虫歯の予防を徹底して行わなくてはいけません。

幼若永久歯は、唾液中のカルシウムやミネラルを歯に吸着させることで、徐々に硬い歯になっていきます。歯質が硬くなるまでは、フッ素入りの歯みがき剤を使ったり、小児歯科でフッ素を塗ってもらったりすることも、虫歯予防として効果的でしょう。

また、生えてきた永久歯だけでなく、乳歯の虫歯予防も念入りに行うことも大切です。永久歯は乳歯の下で成長しているため、乳歯が虫歯になって顎の骨にまで感染が広がると、永久歯の歯の質や歯並びに大きな影響を及ぼします。

「どうせ抜けるから」と放置せずに、乳歯も虫歯予防や治療をしっかり行いましょう。

乳歯を無理やり抜かない

乳歯が抜ける時期には、グラついている乳歯を無理やり抜かないことが重要です。乳歯は自然に抜けるタイミングがあります。

無理に乳歯を抜こうとすると、歯茎や顎骨にダメージを与える可能性が高いです。永久歯の生え方にも影響を及ぼす恐れがあるので避けましょう。

特に、乳歯がしっかりと根を張っている段階で無理に抜くと、出血や感染症のリスクが高まります。乳歯がグラグラして気になる場合も、自然に抜けるのを待ちましょう。

口周りの癖をやめさせる

口周りの癖がある場合は、早期にやめさせることが望ましいでしょう。指しゃぶりや舌を突き出す、唇を噛むなどの癖は、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼすことがあります。

生え変わりの時期に上記のような癖があると、永久歯の歯並びに影響が出る可能性が高いです。なかなか癖を改善できないという場合は、一度歯科医院で相談してみましょう。

口周りの癖を早期に改善することで、健全な歯並びと噛み合わせを維持できます。

問題があればすぐに歯科医院を受診する

乳歯から永久歯へ生え変わる時には、歯がぐらぐらして抜け落ちるのが正常の過程です。

しかし、乳歯から永久歯に生え変わるタイミングでトラブルが起こることもあります。例えば、乳歯が抜けていないのに永久歯が裏側や横から生えてきたり、ぐらぐらしている乳歯のすき間から細菌が入って歯肉が腫れたりするケースが挙げられます。

トラブルが起こった場合は、なるべく早く歯科医院を受診しましょう。早期に適切な処置を受けることで症状の悪化を防ぎ、将来的な口腔内の健康も守れます。

また、定期的な歯科検診も大切です。定期検診を受けることで、問題が起きても早期の発見・対応が可能になります。

保護者の方が積極的に子供の口腔内の状態をチェックし、異常を感じたらすぐに歯科医師に相談することが、子供の健康な歯の発育に繋がるでしょう。

まとめ

笑顔の親子

下の乳歯から生え変わりが始まって上下共に横に広がるように抜けていき、6年ほどかけて永久歯への生え変わりが完了します。

ただし、歯の生えかわりには個人差があるため、生え変わりの順番はあくまで目安として認識しておきましょう。目安とされるタイミングで抜けなくても、過度に心配する必要はありません。

生え変わったばかりの歯は非常に弱いため、虫歯になるリスクが高いです。特に念入りにケアをして、虫歯予防を心がけましょう。

生え変わりのタイミングで歯茎に炎症が起きたり、乳歯が抜けていないのに永久歯が生えてきたりする場合には、歯科医院を受診してチェックしてもらってください。

生え変わりについて詳しく知りたい方は、名古屋市中区にある、みさとデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

当院では、患者さまが何を望まれているか、何に悩まれているかを一番に考えて治療を行っています。また、機能面だけでなく、見た目も理想的な口元を目指します。

一般歯科だけでなく、矯正治療やホワイトニング、予防歯科などにも力を入れております。当院のホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

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