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小児矯正は痛い?痛みがあるときの対処法も解説!

2024.07.10

こんにちは。名古屋市中区にある、みさとデンタルクリニックです。

矯正している子供

小児矯正を検討する際、多くの保護者が気になるのは痛みについてではないでしょうか。子どもが矯正治療で苦しむことなく、快適に過ごせるかどうかは重要なポイントです。

この記事では、小児矯正における痛みと、痛みを軽減するための具体的な対処法について解説します。

小児矯正は痛みがある?

矯正装置を装着しようとしている子供小児矯正の痛みに関しては、多くの保護者が心配されるポイントです。痛みの感じ方には個人差があり矯正装置の種類によっても異なりますが、小児矯正で痛みを感じることは少ないとされています。

子どもの顎の骨は柔らかく歯が動きやすいです。また、小児矯正は顎の成長に合わせて行われるため、成長中の子どもの場合は矯正力を最小限に抑えられ、強い痛みを感じることが稀なのです。

矯正装置を装着した最初の23日間は多少の違和感や痛みが生じる場合もありますが、治療を中断するほどのものではありません。子どもは歯の動きに対する適応能力が高く、痛みや違和感は数日経てば慣れて気にならなくなることが多いでしょう。

小児矯正で痛みが出るタイミング

小児矯正で痛みが出るタイミングイメージ小児矯正で痛みが出るタイミングは、以下の通りです。

矯正装置を付け始めたとき

矯正を始めたばかりの頃は装置をつけている状態に慣れていないため、矯正装置を装着した後23日は、違和感や痛みが生じることがあります。異物感や圧迫感を覚えることも多いでしょう。

しかし、痛みは2日〜1週間程度で徐々に落ち着きます。矯正装置にも慣れてくるため、違和感も少なくなるでしょう。

また、ワイヤー矯正を行っている場合、ワイヤーを調整した際にも半日から1日ほど痛みを感じることがあります。最初に矯正装置をつけたときよりも痛みは軽い傾向にあるでしょう。

歯が動くとき

矯正装置によって力がかかり、歯が動く際に痛みを感じることがあります。痛みの感じ方には個人差があるので、全く痛みを感じないお子さまもいれば、多少の痛みを訴えるお子さまもいるでしょう。

歯が動くことによる痛みは、ずっと続くわけではありません。1週間もすれば徐々に痛みにも慣れ、ほとんど気にならなくなるケースが多いです。痛みは歯が移動している証拠であり、矯正治療が進むにつれて歯を動かす距離も減るため、痛みを感じることも少なくなります。

矯正装置が粘膜に当たるとき

矯正装置が口腔内の粘膜に当たることで、痛みを感じる場合もあります。特に、頬・歯肉・舌・唇などは、矯正装置が擦れたり当たったりすると痛みを感じやすいです。矯正装置が口腔内の粘膜に当たることにより、口内炎ができるケースもあるでしょう。

特に、矯正装置をつけ始めた最初の23日間は、矯正装置が粘膜に当たることによる違和感や痛みを感じやすい時期ですが、1週間程度で慣れてくる場合が多いです。

ただし、痛みが続く場合や口内炎が頻繁にできる場合は、無理に我慢せずに歯科医師に相談しましょう。矯正装置を調整するなど、改善できるよう対応します。

矯正装置によって痛みは異なる?矯正装置の画像

矯正装置別の痛みの特徴について、以下で解説していきます。

マルチブラケット装置

マルチブラケット装置は、歯の表面にブラケットを取り付け、ワイヤーを通して歯並びを整える矯正装置です。矯正治療の中で最も痛みを感じやすいとされています。

個人差はありますが、装置を装着した最初の23日間は特に痛みを強く感じることが多いです。1週間以内に痛みは治まり、装置にも慣れてきます。痛みが続く場合は、歯科医師に相談して調整してもらうと良いでしょう。

また、矯正期間中にブラケットが口内に当たって痛みを感じる場合は、専用のワックスを使用して保護するのも効果的です。

マウスピース矯正

透明なマウスピースを交換しながら歯並びを整えるマウスピース矯正は、装置を装着した最初の2日くらいは締め付けられるような痛みや圧迫感を覚えることがあります。舌や粘膜に矯正装置が当たらないため、ワイヤー矯正よりは痛みが少ないとされています。

新しいマウスピースに交換するたびに圧迫感や痛みが生じるかもしれませんが、ほとんどの場合は数日で慣れます。マウスピースは取り外しが可能なため、食事や歯磨きをしやすく口内トラブルを避けられるでしょう。

顎外固定装置

顎外固定装置には、ヘッドギアやチンキャップ、MPAなどの種類があります。顔の外に取り付けるタイプの装置で、取り外しが可能です。口内に装着する装置では歯を動かす力が足りない場合に、主に夜などに自宅で装着して歯並びや噛み合わせを改善します。

装置を装着した最初の23日は奥歯や前歯に痛みを感じることがありますが、1週間程度で痛みは治まり装置にも慣れてくるでしょう。

固定式拡大装置

固定式拡大装置は、上顎の歯並びを横に広げるための装置です。金属のバンドと太いワイヤーを固定し、ネジを調整して歯に力をかけます。強い力がかかるため装着後3日ほどは奥歯に痛みを感じやすいですが、1週間経つ頃には痛みは徐々に治まることが多いでしょう。

また、食事のときに痛みや違和感がでやすいです。鼻や口元あたりに痛みを感じたり、舌や歯肉が痛んだりする子もいます。

痛みが続く場合は、歯科医師に相談して調整してもらうと良いでしょう。定期的な調整により痛みを軽減しつつ、歯並びを効果的に拡大することが可能です。

床矯正装置

床矯正装置は、歯槽骨全体を広げて永久歯が生えるスペースを確保するための矯正装置です。装着後、歯が動き始めると下顎に痛みを感じることがありますが、痛みは少ないとされています。

また、下顎の内側に装置が当たって痛みを感じる場合は、歯科医師に相談して調整してもらいましょう。

小児矯正で痛みがあるときの対処法

小児矯正で痛みがあるときの対処法イメージ小児矯正で痛みがある場合、以下の方法を試してみてください。

硬い食べ物を避ける

小児矯正中は、硬い食べ物や弾力のある食べ物は避けたほうが良いでしょう。矯正装置をつけた直後の歯や歯周組織は非常に敏感で、せんべいや分厚いお肉などの硬い食べ物を噛むと、刺激で痛みが悪化する可能性があります。

また、硬い食べ物の咀嚼時に生じる衝撃が、矯正装置を破損させるリスクもあります。ガムなど粘り気のある食べ物も装置にくっつきやすく取り除きにくいため、避けたほうが良いでしょう。

スープやヨーグルト、卵料理などの柔らかい食べ物であれば、噛む際に力が必要ありません。噛む際に痛みを感じることも減り、矯正装置へのダメージも最小限に抑えられます。

矯正装置を調整してもらう

矯正装置を装着した最初の23日間は、痛みを感じやすいです。一般的に1週間程度で痛みは治まり、装置にも慣れてきます。

しかし、1週間以上経っても痛みが続く場合は、矯正装置が歯列に合っていない可能性があります。歯科医師に相談して、矯正装置の調整をしてもらうことが重要です。

また、装置が粘膜に当たって痛みを感じる場合は、専用のワックスを使用して保護する方法もあります。ワックスは装置が粘膜に直接触れるのを防ぎ、痛みを軽減する効果があります。装置周辺の唾液をしっかり拭き取り、乾燥させた上で塗布すると効果的でしょう。

痛み止めを服用する

小児矯正中に強い痛みを感じるケースは少ないですが、万が一、強い痛みが生じた場合は、痛み止めを服用すれば痛みを抑えることができます。

市販の痛み止めには歯の移動を妨げる成分が入っていることがあるため、常用は避けましょう。歯科医院で処方してもらった痛み止めを使用するのが理想です。

痛み止めを服用する際は、必ず用法・容量を守り、必要以上に服用しないよう注意しましょう。痛みが続く場合や強い痛みを感じる場合は、早めに歯科医師に相談し、適切な対応を受けることが大切です。

まとめ歯並びが綺麗になった子供

小児矯正は、痛みを感じることが少ないとされています。矯正装置を装着した最初の23日間は、歯に力が加わるため違和感や鈍い痛みを覚える場合もありますが、1週間以内には治まることが多いでしょう。

痛みが続く場合や強い痛みを感じる場合は、矯正装置の調整が必要です。また、矯正装置が口腔内の粘膜に当たって痛みを感じる場合には、専用のワックスを使用することで痛みを軽減できます。

痛みを和らげるためには、硬い食べ物や粘り気のある食べ物を避けることも大切です。硬い食べ物は噛むと痛みが悪化したり、矯正装置を傷つけたりする可能性があるため、できるだけ柔らかい食べ物を選びましょう。

痛みが強い場合は、歯科医師に相談して適切な鎮痛剤を処方してもらうのも有効です。矯正中にお子さまが痛みを訴えた場合は、早めに歯科医院を受診し適切な対応を受けることが大切でしょう。

小児矯正を検討されている方は、名古屋市中区にある、みさとデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

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