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セラミック歯の値段が高いのはどうして?それでも選ばれる理由とは

2024.06.26

こんにちは。名古屋市中区にある、みさとデンタルクリニックです。

セラミック歯の値段が高いイメージ

近年、歯への意識が高まっています。そのため、見た目が美しく寿命が長いセラミックでの治療を希望する方も増えています。

しかし「セラミック歯は値段が高くて手が出せない」と感じ、躊躇する方も多いです。なぜ、セラミック歯の値段は高いのでしょう。また、高額であるのにセラミックが選ばれる理由は何なのでしょうか。

この記事では、セラミック歯の値段について解説します。費用を抑える方法についてもご紹介するので、治療を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

セラミック歯の値段は?

セラミックの歯の値段イメージ

歯科治療で詰め物やかぶせ物をするとき、見た目が自然で美しいセラミックを希望する方は多いです。

しかし、現在の日本の保険制度では、原則としてセラミックの歯には保険が適用されません。自由診療になるため、値段は歯科医院によって異なるでしょう。

また、セラミックには種類があり、それぞれ値段が異なります。基本的にはレジンと比べて高くなることを知っておきましょう。

歯科医院や種類にもよりますが、値段の目安としては、詰め物が4〜8万円程度、被せ物は8〜18万円程度とされています。費用について、治療前にしっかり確認することが大切です。

セラミック歯の値段が高いのはどうして?

セラミック歯の値段が高い理由イメージ

セラミックの歯は、どうして値段が高いのでしょうか。ここでは、セラミックの値段が高い理由について詳しく解説していきます。

保険が適用されない

現在の日本の保険制度では、保険が適用されるのは健康や機能の改善を目的とした最低限の治療のみです。セラミックの歯は機能性だけでなく審美面も重視した治療であるため、必要最低限以上の治療と判断され、保険が適用されず全額自己負担なのです。

自由診療なので歯科医院が値段を決められる点も、セラミックの歯の値段が高くなる理由と考えられます。

工程が多く手間がかかる

セラミックの詰め物やかぶせ物の作製は、歯科技工士が行います。セラミックの歯を加工するときには患者さまの歯の色に合わせたり、サイズや噛み合わせがしっかり合うよう細かい調整をしたりする必要があります。

工程が多く手間がかかっているため、その分技術料も高くなるでしょう。

また、セラミックを専門にしている歯科技工士に依頼すると、より質の高いセラミックの歯ができあがります。質が高い分技術料も上がるため、値段が高くなることに繋がります。

材料費が高い

セラミックは、素材自体が高価です。セラミックの中でも審美性や機能性が高い素材は、より高額になるでしょう。

さらに、歯型を取るための印象材に高精度のシリコンを使用したり、接着剤に使うセメントには劣化しにくく歯との密着度が高いものを使用したりします。

セラミック以外にも、精度の高い材料を使用することで、値段が高くなる傾向があるのです。

高くてもセラミック歯が選ばれる理由

高くてもセラミック歯が選ばれる理由イメージ

値段が高いセラミックですが、それでも人気があり選ばれているのはなぜでしょう。セラミックの歯が選ばれる理由を順に見ていきましょう。

見た目が美しい

天然歯と変わらない透明感や色を再現できるセラミックは、見た目が美しく周りの天然歯になじみやすいため、ほとんど目立ちません。そのため、前歯など外からよく見える位置に使用しても治療したことに気づかれにくく、治療の跡を目立たせたくない方に選ばれています。

寿命が長い

保険診療で使われるレジンの寿命が2〜3年程度、銀歯の寿命が5年程度であるのに対して、セラミックの歯は10年以上もつ場合が多いです。

再治療すると、歯に少なからずダメージを与えます。再治療までのスパンを長くすることは、歯のダメージを減らすことに繋がるでしょう。

セラミックは食器などに使われる陶器と同じ素材でできています。強い衝撃が加わると割れたり欠けたりすることもありますが、基本的には強度が高く長期間使用できる素材です。

値段は高いですが長持ちするため、コストパフォーマンスに優れている点が多くの方に選ばれる理由の一つでしょう。

虫歯になりにくい

セラミックは表面が滑らかで、汚れや歯垢が付着しにくい素材です。そのため、汚れや歯垢などが蓄積しにくく、虫歯になりにくいでしょう。

レジンや銀歯は表面に細かい傷がつきやすく、傷がついた箇所に汚れが入り込むこともあります。汚れや歯垢が蓄積しやすいため細菌が繁殖し、虫歯の原因になるリスクがあるでしょう。

また、セラミックは耐久性が高く、熱や唾液によって変形することはほとんどありません。長年使用しても歯ぐきや天然歯との間に隙間ができにくい素材のため、二次むし歯(一度治療した歯が再び虫歯になること)のリスクを下げることができると考えられています。

金属アレルギーでも治療できる

金属アレルギーがある方は、歯科治療で金属を使用することができません。また、金属アレルギーがない方でも、金属の詰め物やかぶせ物を入れて何年か経過すると、アレルギーを発症するケースがあるため注意が必要です。

セラミックには、金属を一切使用していない種類があります。金属を使用していないものを選べば、金属アレルギーのある方でも安心して治療でき、後々アレルギーを発症するリスクを減らすこともできます。

セラミック歯の値段を抑える方法はある?

セラミック歯の値段を抑えるイメージ

セラミックの歯にするメリットは多いですが、それでも値段が高いと感じる方もいるでしょう。費用負担を抑えるには、いくつかの方法があります。詳しく見ていきましょう。

医療費控除制度を利用する

医療費控除制度とは1年間に支払った医療費が基準額を超えるとき、支払った医療費の額を基に計算される金額を、所得から控除することができる制度です。税務署に確定申告をすることで、制度を利用できます。

一度はご自身で治療費を支払う必要がありますが、払いすぎた分税金を安くすることができるため、結果的に費用負担は減るでしょう。

ただし、医療費控除の対象となるのは、治療目的でセラミックを使用した場合です。審美目的の治療の場合は対象にならないため、注意しましょう。

また、医療費の他にも通院のためにかかった公共交通機関の交通費や、治療に必要な医薬品の購入代金も対象になることがあるため覚えておくと良いでしょう。

ハイブリッドセラミックを検討する

ハイブリッドセラミックとは、セラミックとレジンの混合物です。陶器とプラスチックを混ぜ合わせた素材で、正確にはセラミックとは別物です。

しかし、レジンだけで作られたものと比べ強度と耐久性が高く、着色しにくい素材です。値段も100%セラミックのものより安いため、レジンとセラミックの中間くらいの機能性と値段を求める方に向いているかもしれません。

ただし、ハイブリッドセラミックを使用する際、保険適用にするにはいくつか条件があります。治療を受ける歯科医院の設備、治療対象となる歯が限られおり、条件を満たさない場合は自由診療となるため事前に確認するようにしましょう。

他の歯科医院と比較する

セラミックの歯は保険が適用されず、基本的には自由診療です。歯科医院が値段を自由に設定することができるため、治療を受ける歯科医院によって値段が大きく異なります。

ホームページや電話などで、複数の歯科医院の値段を確認して比較しましょう。値段は治療の内容によっても異なるため、実際に足を運び無料カウンセリングを利用することも大切です。

安さだけで治療を受ける歯科医院を決めるのは危険ですが、値段と内容を比較しながら、誠実な対応をしてくれる歯科医院を探しましょう。

まとめ

セラミック歯で綺麗な口元になった人

今回は、セラミックの歯の値段が高い理由と、それでも選ばれる理由について詳しく解説しました。

セラミック治療は保険が適用されないため、自由診療で行われます。また、レジンと比べて材料費が高く、製作工程に手間がかかり値段が高くなるのです。医療費控除制度を利用したり複数の歯科医院を比較したりすることで、費用負担を減らせる可能性があります。

セラミックは見た目が美しく寿命も長いため、歯の健康意識を高く持つ方を中心に人気がある治療方法です。金属アレルギーがある方でも安心して治療できるという点もメリットでしょう。

治療にかかる費用などを事前にしっかり確認し、自分に合った歯科医院や治療方法を選択しましょう。

セラミックを検討されている方は、名古屋市中区にある、みさとデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

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