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早めに治療すべき?インビザライン・ファーストの対象年齢を解説!

2024.01.24

こんにちは。名古屋市中区にある、みさとデンタルクリニックです。

インビザライン・ファースト治療をする子供

インビザライン・ファーストとは、こどもの歯並びを矯正するために用いられる透明なマウスピースのことです。インビザライン・ファーストは永久歯が生え揃っていなくても使用できるため、早期に歯並びの問題を改善できます。

しかし、インビザライン・ファーストはどのようなこどもに適しているのか、また早めに治療することによってどのようなメリットがあるのかわからない保護者の方は少なくありません。

今回は、インビザライン・ファーストの対象年齢や特徴、メリットなどについて解説します。この記事を読めば、インビザライン・ファーストについて理解でき、なぜ早めに治療すべきなのかがわかるでしょう。お子さまの矯正治療を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

こどもの歯並びが悪くなる原因とは?

困る子供

こどもの歯並びが悪くなる原因には、さまざまなことが関係しています。また、こどもの歯並びは成長とともに変化していきます。

早い段階で問題を発見し、適切な治療・予防を行うことが大切です。定期的に歯科医院を受診し、歯科医師に相談できる環境を作りましょう。

歯並びが悪くなる原因として、一般的には以下が挙げられます。

・遺伝的な要素
・環境的な要素
・歯科的な要素

それぞれ詳しく見ていきましょう。

遺伝的な要素

親や祖父母の歯並びや顎の形などは、こどもに受け継がれることがあります。例えば、顎が小さかったり、前歯が突出(いわゆる出っ歯)していたりする場合は、遺伝的な影響を受けやすいといわれています。

環境的な要素

こどもの成長期に、歯や顎に負担をかけるような習慣や行動があると、歯並びに影響を与える可能性があります。例えば、指しゃぶりや口呼吸、舌癖、噛み癖などは、歯並びが悪くなる原因になると考えられています。

歯科的な要素

乳歯や永久歯の発育に問題があると、歯並びに影響を及ぼします。乳歯が抜け落ちるのが極端に早すぎたり遅すぎたりすると、永久歯の生え方に支障をきたすのです。

また、虫歯や歯周病などで歯が欠損したり動いたりすると、隣の歯が移動してしまうこともあるでしょう。

こどものうちに歯列矯正をするメリット

こどものうちに歯列矯正をするメリットイメージ

歯列矯正は早めに行うのが望ましいとされていますが、こどものうちに歯列矯正をするメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

こどものうちに歯列矯正をするメリットは、主に以下の4つです。

・健康面でもプラスの影響がある
・治療期間が短く済む場合が多い
・正しい歯磨きや食生活の習慣を身につけられる
・虫歯や歯周病のリスクを軽減できる

それぞれ解説していきます。

健康面でもプラスの影響がある

歯並びや噛み合わせの悪さは、顎や顔の成長に悪影響を与える可能性があります。お口のトラブルにつながる癖や習慣を早期に発見することで、こどものうちに改善できます。

早めに歯列矯正を行うことで、将来的に健康や美容などの面でもプラスの影響があるといえるでしょう。

治療期間が短く済む場合が多い

歯列矯正は、歯の動きや骨の変化などに応じて装置を調整する必要があります。

しかし、こどもの場合は成長期であるため、歯や骨が柔軟で動きやすく、治療期間が短く済むケースも多いです。また、歯列矯正は違和感を生じやすいですが、こどもは適応能力が高く、治療に対する抵抗感や不安感などが少ないといわれています。

正しい歯磨きや食生活の習慣を身につけられる

歯列矯正は、歯に対する意識やケアを高めるきっかけになります。こどものうちに歯列矯正をすることで、定期的に歯科医院で口の中のチェックを受けられます。

虫歯や歯周病などの口腔トラブルの早期発見・早期治療につながるほか、一人ひとりに合った指導によって、正しい歯磨きや食生活の習慣を身につけられるでしょう。

虫歯や歯周病のリスクを軽減できる

歯並びが整うことで凹凸が減るため、歯磨きがしやすくなります。磨き残しが減り、虫歯や歯周病のリスクを軽減することにつながります。

また、歯並びが整うと噛み合わせも改善されます。その結果、歯にかかる負担が軽減するでしょう。将来的に多くの歯を残せる要因になるとも考えられます。

インビザライン・ファーストとは?

インビザライン・ファースト治療をする子供

インビザライン・ファーストとは、こどもの歯列矯正に特化した透明なマウスピース型の装置です。永久歯が生え揃う前の時期に使えるように設計されています。

他の小児矯正と大きく異なるのは、歯の移動と顎の拡大を同時に行えることでしょう。従来の小児矯正では、顎の拡大を行った後、別の矯正装置を利用して歯並びを整えるのが一般的です。

インビザライン・ファーストは顎の成長を促しながら歯の移動を進められるので、矯正治療の期間を大幅に短縮できる可能性があります。

こどもの歯や顎の成長とともに調整できるという柔軟性も特徴です。インビザライン・ファーストは、従来の矯正装置に比べて目立たず快適に装着できます。

また、取り外し可能であることから食事や歯磨きもしやすく、口の中をきれいに保ちやすいというメリットもあります。

インビザライン・ファーストは、こどもの歯並びや噛み合わせの問題を早期に改善する治療です。将来的な矯正治療の時間や費用を節約できる可能性があります。

実際に治療を行う際は、歯科医師と相談しながら個々のニーズに合わせてカスタマイズします。

インビザライン・ファーストの対象年齢

小学生

インビザライン・ファーストは、乳歯と永久歯が混在する時期に使用可能な矯正装置です。対象年齢は610歳頃とされています。

ただし、身体年齢だけで治療できるかどうかを判断することはありません。詳しくは後述しますが、生え替わりの状況によっては治療を受けられないこともあるのです。

インビザライン・ファーストの適応条件

インビザライン・ファーストの適応条件を説明

先述したように、インビザライン・ファーストは乳歯と永久歯が混在する610歳頃に使用できる矯正装置です。

しかし、実際には歯の生え変わりの状態によるといえます。

インビザライン・ファーストの具体的な適応条件は、以下のとおりです。

・第一大臼歯(6歳臼歯・前から6番目の歯)が萌出していること
・切歯(前歯)のうち少なくとも2歯が2/3以上萌出していること
3/4顎に乳歯、または未萌出の永久歯が2歯以上あること

大まかにお伝えすると、奥歯の永久歯が生えていること、上下それぞれ4本(合計8本)ある前歯のうち2本が生えていることが条件です。知識がない方が判断するのは難しいので、歯科医院で確認してもらうとよいでしょう。

インビザライン・ファーストの治療期間

インビザライン・ファーストの治療期間イメージ

インビザライン・ファーストの治療期間は、こどもの歯の状態や目的などによって異なります。最大でも18ヶ月とされています。

ただし、インビザライン・ファーストに限らず、矯正治療後は後戻りを防ぐためにリテーナーを装着しなければなりません。リテーナーを装着して歯の位置を固定する期間を、保定期間と呼びます。

保定期間の長さにも個人差がありますが、一般的には2〜3年が目安でしょう。歯並びを整えた後は、保定期間を設けることも理解しなければなりません。

まとめ

歯列矯正した子供

インビザライン・ファーストは、こどもの歯並びを矯正する治療です。

インビザライン・ファーストは、透明なマウスピースを使って歯を動かします。見た目が気にならず、また食事や歯磨きがしやすいというメリットがあります。

インビザライン・ファーストの対象年齢は、乳歯が抜け始めて永久歯が生え始める610歳頃とされています。この時期に早めに治療を始めることで、歯並びが悪くなるのを予防したり、将来的に矯正治療の期間や費用を減らしたりすることが可能でしょう。

こどものうちに歯列矯正をするメリットは非常に多いですが、身体年齢だけで治療の可否を判断することはありません。こどもの歯列矯正を考えている場合は、まずは歯科医院を受診し、専門の医師に相談しましょう。

さまざまな角度から検討し、お子さまに合ったプランを立てることが大切です。

インビザライン・ファーストを検討されている方は、名古屋市中区にある、みさとデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

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