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インビザライン・ファーストとは?こどもの歯の健康を守るための方法

こんにちは。名古屋市中区にある、みさとデンタルクリニックです。

こどもの歯並びが気になり、インビザライン・ファーストを検討している方もいるのではないでしょうか。インビザライン・ファーストは、こどものための矯正治療です。顎の発育をサポートするとともに、歯並びを整えます。

今回は、インビザライン・ファーストとはどのような治療法なのか、メリット・デメリットについて解説します。インビザライン・ファーストを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

インビザライン・ファーストとは?

インビザライン・ファーストは、乳歯から永久歯に生え変わる過程のこどものための矯正治療です。こどもの顎の発育をサポートし、永久歯が生えるためのスペースを作ると同時に歯並びを整えます。

インビザライン・ファーストの矯正装置は、透明で目立ちにくいマウスピースを使用します。12週間ごとに新しいマウスピースに交換することで、少しずつ歯を動かして歯並びを整える治療法です。

食事や歯磨きの際には矯正装置を取り外せますが、マウスピースの装着時間は120〜22時間確保しなければなりません。

インビザライン・ファーストのメリット・デメリット

インビザライン・ファーストには、メリットとデメリットがあります。インビザライン・ファーストを始めたいと思っている方は確認しておきましょう。

インビザライン・ファーストのメリット

インビザライン・ファーストのメリットは、以下のとおりです。

矯正装置が目立ちにくい

インビザライン・ファーストは、透明なマウスピース型の矯正装置のため、装着していても目立ちません。一般的な矯正方法のワイヤー矯正とは異なり、ワイヤーが目立つことはないのです。

お子さまがコンプレックスに感じることなく治療に取り組めるでしょう。

矯正装置を取り外せる

インビザライン・ファーストではマウスピース型の矯正装置を使用するため、ご自身で取り外しができます。マウスピースを取り外して歯磨きができるので、虫歯や歯周病のリスクは低いです。

また、食事の際もマウスピースを取り外せるため、治療開始前と同様の食生活を送れます。

違和感や痛みが少ない

インビザライン・ファーストで使用するマウスピースは、柔らかく突起がないので、歯茎に当たって痛むことはありません。転ぶ、人とぶつかるなどしても、矯正装置によって怪我をする心配がないのです。

また、歯を少しずつ動かすため、歯を動かすことによる痛みが少ないことが特徴です。マウスピース装着時の違和感も少ないので、日常生活をふだんどおりに過ごせます。

通院回数が少ない

インビザライン・ファーストで使用するマウスピースは1〜2週間に一度交換しますが、マウスピースの交換はご自宅で行います。治療計画に沿ってご自身で行うため、通院回数は1〜2か月に一度程度でしょう。

インビザライン・ファーストのデメリット

インビザライン・ファーストのデメリットは、以下のとおりです。

適応外のケースがある

歯並びや顎の状態によって、インビザライン・ファーストで治療できない場合があります。ほかの小児矯正装置で治療できることはあるので、矯正治療を諦める必要はありません。

インビザライン・ファーストで治療できるかどうかは歯科医師が判断します。気になる方は歯科医院を受診して、相談するとよいでしょう。

装着時間を守らないと効果が出ない

インビザライン・ファーストは、マウスピースの装着時間を守らなければ十分な効果を得られません。120〜22時間装着しなければならないので、食事や歯磨き以外の時間は常にマウスピースを装着することになるでしょう。

装着時間を守らなければ、計画どおりに歯が動きません。治療期間が延びる、追加のマウスピースが必要になるなど、矯正治療が順調に進まない可能性があります。

お子さまだけで装着時間を管理するのは難しいため、ご家族の協力が必要です。

インビザライン・ファーストは何歳から始められる?

インビザライン・ファーストは、6歳ごろから始められます。乳歯と永久歯が混在している、610歳ごろのお子さまが対象です。

ただし、身体年齢だけで治療できるかどうか判断することはありません。インビザライン・ファーストで治療できるかどうかは、生え変わりの状況や顎の状態などを考慮して決定します。

また、インビザライン・ファーストを始めるにはいくつか条件があります。簡単に表現すると第一大臼歯(6歳臼歯)が生えており、前歯が2/3以上生えていることといえるでしょう。

専門的な知識のない方が判断するのは難しいので、インビザライン・ファーストを検討している場合は一度歯科医師に相談するとよいでしょう。

インビザライン・ファーストの治療の流れ

インビザライン・ファーストの治療は、カウンセリングから始まります。精密検査を行ったあとに治療を開始し、治療中は治療計画に従ってご自身でマウスピースの交換を行います。

歯並びが整ったら、後戻りを防ぐために保定しなければなりません。

インビザライン・ファーストの一般的な流れを詳しく確認しましょう。

カウンセリング

インビザライン・ファーストの治療を始める前に、カウンセリングを行います。カウンセリングの際は、シミュレーションツールを使ってお子さまの歯並びの変化を確認します。治療を始める前に、治療のゴールをイメージできるのです。

気になることがあれば、治療を始める前に歯科医師に相談しましょう。

精密検査

カウンセリングを受けて治療を希望される場合は、精密検査を行います。精密検査の内容としては、口腔内検査やレントゲン撮影、顔や口の中の写真撮影などが挙げられるでしょう。

また、矯正装置を作るために歯の型取りをします。口腔内検査で虫歯や歯周病などの問題が見つかった場合は、インビザライン・ファーストを始める前に治療するのが一般的です。

治療開始

マウスピースが完成したら、矯正治療を始めます。歯科医院で最初にマウスピースを受け取る際は、マウスピースを装着して必要に応じて調整します。

マウスピースの着脱方法やお手入れ方法、インビザライン・ファースト治療における注意事項などを説明されるので、しっかり聞きましょう。

定期受診

指示された装着時間を守りながら、治療計画に合わせて新しいマウスピースに交換して歯並びを整えます。歯科医師の指示に従って、12か月ごとに歯科医院を受診し、治療の進み具合などを確認してもらいましょう。

保定

歯並びが整ったら、歯並びを安定させるために保定装置を装着します。保定装置を装着することで、もとの歯並びに後戻りすることを防ぐのです。

インビザライン・ファーストの治療期間

インビザライン・ファーストの治療期間は、半年〜1年半程度です。治療期間の長さはあくまで目安で、顎の成長や歯の動き方には個人差があります。1年半以上かかることもあるでしょう。

マウスピースの装着時間が短いと治療計画どおりに歯が動かず、治療が長引く可能性があります。インビザライン・ファーストを始めたら、歯科医師に指示された装着時間を守りましょう。

保定期間の長さは個人差がありますが、歯の移動にかかった期間と同程度とする歯科医院が多いです。

インビザライン・ファーストの費用

インビザライン・ファーストは、保険適応外の治療です。そのため、歯科医院ごとに費用が異なります。インビザライン・ファーストの治療を始める前に、費用がどのくらいかかるのか歯科医師に確認しましょう。

インビザライン・ファーストの費用の相場は、400,000500,000円です。

まとめ

インビザライン・ファーストは、こどものための矯正治療です。顎の発育をサポートしながら歯並びを整えられます。

マウスピース型の矯正装置のため目立ちにくく、食事や歯磨きのときは取り外しが可能です。

しかし、インビザライン・ファーストは、すべてのこどもに適応できる治療ではありません。適応外となるケースもあるため、歯科医院を受診して相談しましょう。

また、保険適応外の治療なので、歯科医院によって費用が異なります。インビザライン・ファーストを検討している方は、治療を受ける予定の歯科医院で費用を確認する必要があるでしょう。

インビザライン・ファーストを検討されている方は、名古屋市中区にある、みさとデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。