
こんにちは!愛知県名古屋市中区新栄にあるみさとデンタルクリニックです。
「痛みがないから大丈夫」と思っていても、歯と歯の間(隣接面)は虫歯が進んでいても気づきにくい場所です。
当院では検診で状態を丁寧に確認し、必要に応じて歯をできるだけ残す治療と、再発リスクを抑える補綴治療をご提案しています。
本記事では、検診をきっかけに見つかった上顎の虫歯に対して、セラミック治療を含めて整えた症例をご紹介します。
治療前後の変化や、ジルコニア・e-maxといったセラミック素材を選ぶメリット、注意点も分かりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
みさとデンタルクリニックのセラミック治療について詳しくは当院サイトの「美しいセラミックによる治療」のページも併せてご覧ください。
目次
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「痛みはないけど、虫歯が心配…」セラミック症例
「痛みはないけど、虫歯が心配…」症例概要
| 通院時年齢 | 20代 |
| 性別 | 男性 |
| 通院目的 | 久しぶりの検診で、虫歯が進んでいないか確認したい |
| 診断 | 右上(C2):1・2・3・5・6
左上(C2):1・2・3・5・7 |
| 治療内容 | 右上2・3:ジルコニアクラウンによる補綴
右上5、左上5・7:セラミックインレー(e-max)による修復 右上1・6、左上1・2・3:保険適用CR(コンポジットレジン)充填 |
| 通院期間・回数 | 7ヶ月(14回) |
| 費用 | 303,600円(税込) ※自由診療のみの費用です。保険診療分は別途 |
| リスク・副作用 | かみ合わせや食いしばり、歯ぎしりが強すぎる方はセラミックが割れる可能性があります。
また、生活歯を削合するため神経治療が必要になる場合があります。 |
患者様の主訴「痛みはないけど、虫歯が心配…」
患者様は「しばらく歯医者に行っていないので、一度検診をしようと思って」と来院されました。
最後に歯科を受診されたのは4〜5年前で、その際はクリーニングを受けたとのことでした。その後は定期健診が途絶えていたそうです。
普段は歯ぐきからの出血は特に気にならないものの、たまに出血することがあるというお話もありました。
セラミック補綴治療とは
当院のサイトでは、セラミック補綴治療の特徴や利点を詳しく解説しています。以下もあわせてご覧ください。
「痛みはないけど、虫歯が心配…」セラミック症例の治療内容
初診時の状態
自覚症状がほとんどないまま進行していた虫歯
ご本人に強い症状はありませんでしたが、検査の結果、上顎の隣接面(歯と歯の間)を中心に、複数歯でC2カリエスが確認されました。
大きな欠けや穴は目立たず、見た目だけでは分かりにくい状態です。
レントゲンで確認された深いカリエス
特に右上3番はレントゲン上で深部まで進行していることが確認されました。
現時点では強い痛みはありませんでしたが、状態によっては神経の処置が必要になる可能性がある歯でした。
主治医の見解
未処置歯に広がるカリエスのリスク
処置済みの歯は多くありませんでしたが、未処置歯の隣接面に広範囲のカリエスが認められました。
生活環境の変化や定期的なチェックの中断などが重なり、短期間で進行した可能性も考えられます。
今治療すれば神経を守れるタイミング
右上3番は慎重な処置が必要な状態でしたが、その他の歯は今の段階で適切に治療を行えば、神経を残せる可能性が高いと判断しました。
これ以上進行すれば神経治療や抜歯のリスクも高まるため、早期の対応が重要なケースでした。
放置した場合のリスク
この状態を放置すると、C2の虫歯はさらに内部へ進行し、神経まで達する可能性があります。
神経の処置が必要になると、歯の強度は低下し、将来的に破折や抜歯のリスクも高まります。
特に隣接面の虫歯は見た目では気づきにくいため、自覚症状が出たときにはすでに進行しているケースも少なくありません。
今の段階で治療を行うことは、歯の神経を守り、将来的な大きな治療を防ぐためにも重要なタイミングだと考えています。
セラミック素材(ジルコニアクラウン・e-max)のメリット
セラミック(ジルコニアクラウン・e-max)は、従来の金属やレジンに比べて「適合性」「耐久性」「生体親和性」「審美性」「清掃性」の点に優れた素材です。
長期的な安定性と見た目の美しさを両立できることから、再治療を防ぐ“先を見据えた治療”として選ばれています。
適合性
精密なデジタル設計で製作されるため、歯にぴったりフィット。
すき間ができにくく、細菌の侵入を防ぐことで再発リスクを抑えます。
耐久性
経年的な変形や摩耗が少なく、強い咬合力にも耐えられる安定した素材です。
詰め直しの回数を減らし、長期的な安定を実現します。
生体親和性
金属を含まないためアレルギーや歯ぐきの黒ずみの心配がなく、身体に優しい素材として安心して使用できます。
審美性
ジルコニアクラウン・e-maxは、天然の歯に近い透明感と光沢を再現できます。
見た目が自然で、口を開けても治療跡が目立ちません。
特にe-maxは高い透明感を持ち、周囲の歯と調和する美しい仕上がりが可能です。
清掃性
表面が非常に滑らかでプラークや着色が付きにくく、日々の歯磨きでも汚れが落としやすいです。
“お皿のように汚れにくい”清潔性
セラミックは食器にも使われる素材で、表面がなめらかなのが特長です。
表面がなめらかで、適切に研磨された状態では、プラークが停滞しにくいとされています。
また、変形が起こりにくい性質があるため、歯との境目の状態を安定して保ちやすく、長期的な管理のしやすさにもつながります。
治療プランのご提案と選定理由
患者様のお悩みとご希望、そして口腔内の状態を考慮し、以下の治療プランをご提案しました。
A. セラミック補綴(ジルコニアクラウン・e-maxインレー)による修復
強度・適合性・審美性を重視した自由診療のプランです。
セラミックは歯との適合性が高く、すき間ができにくいため、細菌の侵入を抑えやすい特長があります。
また、強度に優れているため、必要以上に歯を削らずに形態回復を図れるケースもあります。
見た目の自然さだけでなく、清掃性や長期的な安定性まで考慮できる点が大きなメリットです。
B.保険適用の補綴物による治療
保険適用で治療が可能なため、費用を抑えられる点がメリットです。
また、経年的な劣化や変色が起こる可能性もあるため、将来的な再治療のリスクについてもご説明しました。
結論:Aプラン(ジルコニアクラウン・e-maxインレー)を採用しました
虫歯の広がりや歯質の残存量を踏まえ、長期的な安定性と再発予防を重視してAプランを選択しました。形態回復が必要な部位はクラウン、強度が求められる箇所はインレー、前歯部は可能な限りレジンで歯質保存を図る設計です。
「痛みはないけど、虫歯が心配…」治療のプロセス
1. カウンセリングと診査
まずはレントゲン撮影と口腔内診査で、お口全体の状態を確認しました。
痛みなどの自覚症状が少ない場合でも、歯と歯の間(隣接面)や、過去の治療部位の内側は虫歯が見つかりやすいポイントです。
確認できた部位ごとの状態と、治療方針・素材の選択肢を分かりやすく説明し、全体の治療計画を共有しました。
2.虫歯除去+歯髄保護
治療が必要な部位はう蝕検知液を使用して虫歯に感染した部分を染め出し、必要な範囲を見極めながら丁寧に除去しました。
健全な歯を削りすぎないことと、感染部位を取り残さないことの両方を意識して処置を進めています。
特に右上3は、う蝕除去を行ったところ神経の一部が露出したため、MTAセメントにより神経を保護する処置を行いました。
その後は仮歯を装着し、症状の経過を慎重に観察しました。
MTAセメントの特徴
MTAセメントは、強い殺菌作用と高い生体親和性を併せ持つ材料で、周囲の細胞を活性化させ、硬組織の形成を促す特性があります。
そのため、虫歯が神経の近くまで進行している場合でも、条件が整えば神経を保存できる可能性を高めることができます。
3. セラミックの印象採得(型取り)
虫歯を除去したあとは、修復物がぴったり合うように歯の形を整え、精密な型取り(印象採得)を行いました。
かみ合わせや歯と歯の間の形(隣接面)まで細かく確認し、見た目だけでなく清掃性にも配慮したセラミック製作につなげました。
4.補綴物の試適・装着(e-max/ジルコニア)とCR修復
製作した補綴物をお口の中で確認しながら、部位に合わせて以下のように修復しました。
まずe-maxインレーは適合とかみ合わせを確認したうえで接着操作を行い、すき間が出ないように丁寧に固定します。
次に、形の回復が必要な部位はジルコニアクラウンで補綴し、装着後にかみ合わせの当たり方を確認しました。
前歯部などはCR(コンポジットレジン)で修復し、形態を整えて仕上げています。
5. 最終調整と仕上がりの確認
治療後は修復部位に違和感がないかを確認しました。
清掃しやすい状態になっていることをチェックし、見た目もきれいに整っています。
6. アフターフォロー
治療後は定期的に状態を確認し、必要に応じてかみ合わせや清掃状況をチェックします。
セルフケアのポイントも共有しながら、良い状態を長く維持できるようサポートしていきます。
「痛みはないけど、虫歯が心配…」症例のビフォーアフター
Before: 自覚症状がほとんどないまま進行していた虫歯
患者様はしばらく受診していなかったため、虫歯がないかも含めて検診を希望され来院されました。
診査の結果、上顎の歯の隣接面を中心に、広い範囲でC2カリエスが確認されました。
痛みなどの自覚症状がなく、ご本人も気づきにくい状態でしたが、実際には複数歯にわたり虫歯が進行していました。
After:清掃性改善とプラークスコアの安定
治療により清掃性が向上し、合格ラインの20%以下を大きく上回る「1桁台」までプラークスコアが改善。
正面からも自然で美しい口元に整いました。
1年半の定期健診継続により、現在もこの良好な口腔環境を維持されています。
昔治療したかぶせ物や詰め物のお悩みは”みさとデンタルクリニック”にご相談ください
被せ物が外れた、噛みにくい、食べ物が挟まりやすい。
そんな違和感があるときは、被せ物の内側で虫歯が進んでいることがあります。
見た目が大きく変わっていなくても、補綴物の下はご自身では確認できません。
だからこそ、定期的な診断で早めに気づける価値があります。
みさとデンタルクリニックでは原因を確認したうえで、かみ合わせと清掃性も含めて「長く安定して使える状態」を目指して治療計画を立てます。
「強い痛みはないけど気になる」「以前治した歯が心配」など、気になった段階でのご相談も大丈夫です。
まずは今の状態を整理して、合う選択肢を一緒に決めていきましょう。
よくあるご相談
- 銀歯の見た目が気になる
- 古いかぶせ物が不安定になってきた
- かぶせ物の下に虫歯があると言われた
- 安全で体に優しい素材を使いたい
当院のセラミック治療はこんな方におすすめです!
無料カウンセリングで詳しい治療内容や費用についても丁寧にご説明いたします。
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“気になった今が治療のチャンスです!”ぜひ一度みさとデンタルクリニックにご相談ください。
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