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「歯の色ムラとねじれがコンプレックス…セラミックで統一感のある笑顔へ」セラミック症例

こんにちは!愛知県名古屋市中区新栄にあるみさとデンタルクリニックです。

「昔入れた銀歯が目立って気になる」「自然な歯に見える治療を受けたい」といったお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
当院ではそうしたお悩みを解消するために、見た目も機能も優れたセラミック治療を提供しています。

本記事では実際に当院で治療を行った症例をご紹介します。
治療前後の変化や、セラミック治療のメリットデメリットについても詳しくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!

みさとデンタルクリニックのセラミック治療について詳しくは当院サイトの「美しいセラミックによる治療」のページも併せてご覧ください。

目次

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歯の色ムラとねじれがコンプレックス」セラミック症例

歯の色ムラとねじれがコンプレックス」症例概要

通院時年齢

50代

性別

女性

通院目的

上顎前歯の色ムラ・ざらつき・ねじれによる審美コンプレックス

診断

右上2・1、左上1・2:充填物不適合+叢生
右上4・3、左上3・4:咬耗

治療内容

ジルコニアクラウン補綴(前歯8本)、
オフィスホワイトニング(3回)

通院期間・回数

約3ヶ月(通院回数6回)

費用

707,300円(税込) ※自由診療

リスク・副作用

かみ合わせや食いしばり、歯ぎしりが強すぎる方はセラミックが割れる可能性があります。

また、生活歯を削合するため神経治療が必要になる場合があります。

患者様の主訴「歯の色ムラとねじれがコンプレックス

今回ご紹介する患者様は、50代の女性です。
昔から歯の色ムラと歯のねじれがコンプレックスで、「歯並びや色がきれいではないのがずっと気になっていた」というお悩みをお持ちでした。

歯を削ることへの不安から治療を長年ためらっていたそうですが、「歯を削るリスクはわかっているけれど、きれいにしたい気持ちを優先したい」と強い審美改善の意志をもって当院にご来院されました。

色だけでなく、歯面のざらつきや歯の捻転(ねじれ)も気にされており、総合的な改善を希望されていました。

セラミック補綴治療とは

当院のサイトでは、セラミック補綴治療の特徴や利点を詳しく解説しています。以下もあわせてご覧ください。

歯の色ムラとねじれがコンプレックス」セラミック症例の治療内容

初診時の状態

初診時の患者様のお口の状態です。
患者様のお口には、以下のような問題が見られました。

前歯の充填物不適合とねじれ

上の前歯(右上2番、右上1番、左上1番、左上2番)に充填物不適合が見られました。
これは、以前に治療した詰め物が歯にきちんと適合していない状態です。

また、これらの歯には叢生(そうせい)、つまり歯のねじれも確認されました。
特に
右上2番のねじれは顕著で、お口全体の審美性を損なう要因となっていました。

犬歯から小臼歯の咬耗

犬歯から小臼歯(右上4番、右上3番、左上3番、左上4番)にかけて咬耗(こうもう)が見られました。

咬耗とは、歯ぎしりや食いしばりなどによって歯の表面がすり減ってしまう現象です。
これは
見た目の問題だけでなく、噛み合わせのバランスにも影響を及ぼす可能性があります。

歯の表面の凹凸と暗い歯色

患者様の歯の表面には、酸で溶かされたような凹凸が見られました。
また、歯の色は日本人の平均的な歯色であるA3よりもやや暗い印象を受けました。

これらの要因が複合的に作用し、患者様ご自身も感じていた審美障害につながっていました。

主治医の見解

放置した場合のリスク

患者様の歯の色は、決して異常なものではありません。
人それぞれ固有の歯の色があり、それが個性でもあります。

しかし現在の歯の状態を放置すると、見た目の問題だけでなく以下のような健康面や機能面でのリスクが懸念されます。

審美性のさらなる低下

歯の色ムラやねじれが放置されると口元全体の印象がさらに悪化し、人前で話すことや笑うことに抵抗を感じるようになるかもしれません。

咬合バランスの悪化

咬耗が進むと噛み合わせのバランスが崩れ、顎関節への負担が増加する可能性があります。
これにより、
顎の痛みや頭痛、肩こりなどの症状を引き起こすこともあります。

咀嚼機能への悪影響

適切に噛み合わせができないと食べ物をしっかり噛み砕くことができず、消化不良につながる可能性もあります。

虫歯や歯周病のリスク増加

歯の凹凸や不適合な充填物は汚れがたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクを高める可能性があります。

セラミック素材(ジルコニアクラウン)のメリット

今回採用したセラミック素材(ジルコニアクラウン)を用いた治療には、多くのメリットがあります。

適合性(フィット感)

セラミックは精密な加工が可能なため、歯にぴったりとフィットします。
これにより、
被せ物と歯の間に隙間ができにくく、虫歯の再発リスクを低減できます。

耐久性

ジルコニアは「白いダイヤモンド」とも呼ばれるほど強度に優れた素材です。
非常に硬く、割れにくい特性を持つため、奥歯など噛む力が強くかかる部分にも安心して使用できます。

長期間にわたって安定した状態を保つことができます。

生体親和性(体にやさしい)

セラミックは金属を一切使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。
また、歯ぐきとの相性も良く、
変色や炎症を起こしにくいという特徴があります。

体にとって非常にやさしい素材と言えます。

見た目の美しさ

セラミックは天然の歯に近い透明感と光沢を再現できるため、非常に自然で美しい仕上がりが期待できます。
患者様一人ひとりの顔立ちや肌の色、周りの歯の色に合わせて、理想の白さや形を追求できます。

清掃性(汚れがつきにくい)

セラミックの表面は非常に滑らかで、食器と同じように汚れがつきにくいという特性があります。

毎日使うお皿は、食後に洗うことで常に清潔な状態を保てます。
セラミックの歯もそれと同じで表面に汚れやプラークが付着しにくく、
ブラッシングで簡単に落とすことができます。
これにより、虫歯や歯周病のリスクを低減し、お口の健康を長く維持しやすくなります。

この清掃性の高さも、セラミック治療を検討いただきたい大きな理由の一つです。

治療プランのご提案と選定理由

患者様のお悩みとご希望、そして口腔内の状態を考慮し、以下の治療プランをご提案しました。

A. ジルコニアクラウンによる審美補綴(採用プラン)

歯全体をジルコニア製のセラミッククラウン(被せ物)で覆い、色・形・ねじれ・表面の凹凸・充填物の不適合を総合的に改善する方法です。

患者様が最も気にされていた「歯の表面の凹凸」「歯のねじれ」を根本的に改善できる点、そして「できる限り白い色にしたい」という強いご希望に対し、色の自由度が高く、強度も優れたジルコニアクラウンが最も適していると判断しました。
矯正治療の期間の長さから、患者様が矯正を選択肢から外されたことも、ジルコニアクラウンを選択する大きな要因となりました。

B. ホワイトニング単独

歯の表面を漂白し、歯全体の明度を上げる方法です。

歯の色は改善できますが、患者様が気にされていた歯のねじれや表面の凹凸、充填物の不適合は改善できません。
患者様のご要望を全て満たすことが難しいため、今回は採用を見送りました。

C. ラミネートベニア修復による審美修復

歯の表面を薄く削り、セラミック製の薄いシェルを貼り付ける方法です。
色や形、表面の凹凸を改善できます。

右上2番のねじれが大きく、ラミネートベニアで対応しようとすると、歯の削除量が多くなり、将来的な破損リスクが高まる可能性がありました
また、患者様の希望される高いレベルの審美性を確保するためには、より包括的なアプローチが必要と判断しました。

以上の検討の結果、患者様のご要望と口腔内の状態に最も合致するAプラン、すなわちジルコニアクラウンによる審美補綴が採用されました。

歯の色ムラとねじれがコンプレックス」治療のプロセス

ジルコニアクラウンによる審美補綴は、以下のプロセスで進められました。

1. カウンセリングと診査・診断、咬合検査

まずは患者様のお悩みやご希望を詳しくお伺いし、口腔内の状態を精密に診査しました。

この症例では、咬合(噛み合わせ)の状態を特に重視しました。
身体のバランスが整うように自然な顎の位置を探り、その状態で噛み合わせを確認すると、臼歯部(奥歯)のクラウンが、より前の方で噛み合っていることが分かりました。

この噛み合わせの位置は再現性が高かったものの、臼歯部の噛み合わせの接触点が少なく、前歯部で主に噛み合っている状態でした。

セファロ写真(頭部X線規格写真)からも、身体が整った状態で取った顎の位置では気道も広がり、頚椎の角度も良好であることが確認できました。
この理想的な顎の位置を基準として、補綴治療を進めることとしました。

これにより、見た目の改善だけでなく、噛み合わせの機能性も向上させることを目指しました。

2. ホワイトニング(3回)

ジルコニアクラウンを装着する前に、周囲の天然歯の明度を上げるために、オフィスホワイトニングを3回実施しました。
これにより、全体の歯の色調を均一にし、より美しい仕上がりを目指しました。

3. 仮歯の装着と色調調整

歯を削った後、最終的なジルコニアクラウンを製作する前に仮歯を装着しました。

仮歯の段階で歯の形や長さ、そして噛み合わせを患者様と一緒に確認しました。
これにより
最終的な被せ物の仕上がりのイメージを共有し、患者様のご要望を細かく反映させることができました。

4. デジタルスキャンと製作

仮歯で最終的な形や噛み合わせを確認した後、最終的な補綴物(ジルコニアクラウン)を製作するための型取りを行いました。
当院では精密な型取りを心がけ、
患者様の歯にぴったりと適合するクラウンを製作します。

5. 最終装着と仕上げ

製作されたジルコニアクラウンを、左右計8本の前歯に装着しました。
装着後も噛み合わせの最終調整や、見た目の微調整を行い、患者様が
自然な噛み心地と美しい口元を実感できるよう丁寧に仕上げを行いました。

6. アフターフォロー

治療完了後も、定期的な検診とメンテナンスを行い、補綴物の状態や口腔全体の健康を長期的にサポートします。

歯の色ムラとねじれがコンプレックス」症例のビフォーアフター

Before: 長年のコンプレックスが顕著な口元

長年のコンプレックスであった歯の色ムラやねじれ、表面の凹凸がはっきりと見て取れます。
特に
前歯のねじれは顕著で、口元全体の印象を左右していました。

After: 自信あふれる理想の笑顔へ

ジルコニアクラウンを装着したことで、前歯の歯並びと色ムラが大きく改善され、見違えるほど自然で美しい口元が実現しました。

仮歯の段階で丁寧に形や噛み合わせを確認していたため、最終的な補綴物もスムーズに適合し、噛み合わせに違和感はありません。
口唇の動きも自然で、
会話がしにくいといった問題も全くありません。

患者様はご自身の天然歯の色に長年コンプレックスを抱えていらっしゃいましたが、理想の白さと美しい歯並びを手に入れられ、大変喜んでいただけました。
機能性・審美性ともに高い仕上がりとなり、患者様の自信あふれる笑顔が何よりも嬉しい成果です。

長年の悩みが解消され、これからの生活がより明るく笑顔にあふれるものになることでしょう。
この症例が、歯のお悩みを抱えているあなたの一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

昔治療したかぶせ物や詰め物のお悩みは”みさとデンタルクリニック”にご相談ください

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みさとデンタルクリニックでは審美性と機能性を兼ね備えた治療を提供しています。
昔治療した銀歯や詰め物を天然歯のような白いセラミックに交換することで、笑顔に自信を取り戻し歯の健康を長く維持することが可能です。

また、最新のデジタル技術を使用することで患者様一人ひとりに最適な治療計画を立て、短期間で自然な仕上がりを実現します。

よくあるご相談

  • 銀歯の見た目が気になる
  • 古いかぶせ物が不安定になってきた
  • かぶせ物の下に虫歯があると言われた
  • 安全で体に優しい素材を使いたい

当院のセラミック治療はこんな方におすすめです!
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