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虫歯になりやすい人の特徴6つ!セルフケア・歯医者での対策方法を紹介

こんにちは。名古屋市中区にある、みさとデンタルクリニックです。

虫歯になりやすいと感じてお悩みの方もいるのではないでしょうか。虫歯になりやすい人にはいくつかの共通点があります。虫歯のなりやすさは食生活や歯磨き習慣はもちろん、唾液の量や体質なども関係しています。

本記事では、虫歯になりやすい人の特徴と自宅でできるセルフケア方法や歯科医院での予防対策について解説します。虫歯になりやすいと感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

虫歯になる仕組み

虫歯は、多くの方が悩まされたことがある身近な病気です。

しかし、複数の要因が重なり合って起こります。ここでは、虫歯の主な要因となる歯の質・細菌・糖分・時間の4つの観点から、虫歯の仕組みを詳しく解説します。

歯の質

歯の質には個人差があります。歯の表面を覆うエナメル質は、硬ければ硬いほど虫歯になりにくいといわれていますが、遺伝や成長過程の影響でその強さに違いが生じます。

エナメル質が薄い場合や、歯の形が複雑で汚れが溜まりやすい場合も、虫歯のリスクが高まるでしょう。虫歯リスクには、唾液の分泌量や成分も影響します。

唾液は、再石灰化作用や自浄作用など歯を保護する役割を担っており、その力が弱いと虫歯菌が活発に活動しやすくなります。

細菌

虫歯菌は、歯の表面に付着してプラークを作り出し酸を発生させます。酸の影響を受けると歯の表面のエナメル質が溶けて虫歯になってしまいます。歯磨きが不十分でプラークが蓄積すると、細菌がさらに増殖するため虫歯を引き起こすリスクが高まるでしょう。

糖分

糖分は虫歯菌のエサになります。特に、砂糖が多く含まれるお菓子や飲み物を頻繁に摂取すると、口内の酸性度が高くなるためエナメル質が溶けやすくなります。

また、間食が多い方や、寝る前に甘い飲み物を摂る習慣がある方は、虫歯菌が活発になる時間が長くなるため虫歯になりやすいでしょう。

時間

虫歯は短期間で急速に進行するものではありません。食べ物や飲み物を摂ることで口内は酸性に傾きますが、唾液の働きによって中性に戻ります。

しかし、口内が中性に戻るのには一定の時間がかかるため注意が必要です。時間が十分に取れていないと、エナメル質が修復される前に再び酸が発生するため、口内が酸性になる時間が長くなり虫歯のリスクが高まります。

ダラダラと飲食する習慣がある方は要注意だといえるでしょう。

虫歯になりやすい人の特徴6つ

虫歯は多くの方が悩む疾患のひとつです。

しかし、すべての人が同じ虫歯リスクを持っているわけではありません。以下に、虫歯になりやすい人の特徴を解説していきます。

糖分の多い食生活を送っている人

糖分は、虫歯菌のエサになり酸を発生させる原因となります。甘いお菓子やジュース・清涼飲料水などを頻繁に摂取する方は、虫歯のリスクが高く注意が必要です。

セルフケアが不十分な人

歯磨きの回数が少なかったり、正しいブラッシングができていない場合、プラークが蓄積しやすく虫歯のリスクが高まります。とくに、就寝中は唾液の分泌が低下するため虫歯リスクが高くなる時間帯です。

就寝前のブラッシングを怠ると、一晩中細菌が繁殖する環境が作られてしまいます。

唾液の分泌量が少ない人

唾液には歯の再石灰化作用や自浄作用などの働きがあります。ストレスや加齢・特定の薬の服用などの原因により唾液の分泌が減少すると、唾液の働きが弱くなり虫歯リスクが上昇します。

遺伝的要因を持つ人

歯の構造や唾液の性質には遺伝的な影響が強く出ます。適切なケアをおこなっていても、すぐに虫歯になってしまう方は、歯のエナメル質が弱かったり、唾液の性質が虫歯を防ぐのに適していない可能性があります。

家族に虫歯ができやすい方がいる場合は、遺伝的要因も考えられるでしょう。

歯並びが悪い人

歯並びが悪いと、歯と歯の間など食べカスが溜まりやすく不衛生な環境なる傾向にあります。また、歯並びが悪い部分は歯ブラシも届きにくくなるため慢性的に汚れが残ってしまうケースも少なくありません。

細菌が繁殖しやすい環境は、虫歯のリスクを高めます。

慢性疾患のある人

糖尿病や免疫系の疾患がある方は、口内の細菌バランスが崩れやすく虫歯になるリスクが高くなります。血糖値の管理はもちろん、定期的な歯科検診で確認する必要があるでしょう。

虫歯になりやすい人ができるセルフケア

虫歯は、適切なケアによって予防できる疾患です。虫歯になりやすい体質や生活習慣を持つ方は、積極的にセルフケアに取り組むことが大切だといえるでしょう。

以下に、虫歯になりやすい人が実践すべきセルフケアの方法を紹介していきます。

適切なブラッシングをおこなう

歯磨きは単に歯を磨くだけでなく、正しい磨き方がポイントになります。歯ブラシが歯の表面に適切に当たっていないと磨き残しが生じ、虫歯リスクが高まります。適切なブラッシング方法で丁寧に磨くことで、プラークや歯垢を効果的に除去するようにしましょう。

ただし、適切な歯磨きができていても毛先の広がった歯ブラシを使用していると汚れの除去効果が低下してしまいます。最低でも1か月に1回は新しい歯ブラシに交換しましょう。

フッ素入り歯磨き粉の活用する

フッ素は、唾液の再石灰化作用を助ける働きや、虫歯菌の活動を抑制する効果など虫歯予防に効果的な成分のひとつです。フッ素入り歯磨き粉を使用することで、歯の質を強化し酸の影響を受けにくい環境に整えることが期待できるでしょう。

虫歯になりやすい方は、歯科医師・歯科衛生士と相談しながら適切な製品を選びましょう。

食生活を見直す

糖分や酸性の食べ物や飲み物は虫歯のリスクを高めます。甘い飲み物やお菓子の摂取はなるべく控え、バランスの取れた食生活を心がけましょう。ダラダラ食べや間食が多い方は、時間を決めたり回数を減らすなど工夫する必要があります。

また、食事の後は可能な限りブラッシングするか、水でうがいをして口内を清潔な状態にしましょう。

補助清掃用具を併用する

歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間の歯垢を除去するため、デンタルフロスや歯間ブラシを毎日使用することが重要です。これにより、歯周病や虫歯のリスクを大幅に減らすことができます。

唾液の分泌を促進させる

唾液には歯の再石灰化作用や自浄作用などの働きがあります。口内を清潔に保ち酸から歯を守るために、唾液は非常に重要な役割を果たしています。唾液の分泌が少ない方は、虫歯リスクが高まるため注意が必要です。

こまめな水分補給を心がけたり、必要に応じて人工の唾液スプレーやジェルを使用すると良いでしょう。唾液の量と質を保つことで、虫歯を予防できます。

歯科医院の定期メンテナンスを受ける

虫歯は適切なセルフケアと生活週間で予防できる疾患です。

しかし、ご自身でしっかりとセルフケアができていると思っていても磨き残しがあるケースは少なくありません。歯科医院の定期メンテナンスでは、虫歯の有無はもちろん、磨き残しがある部分のブラッシング指導や食生活の指導など受けることが可能です。

また、歯科医師・歯科衛生士による徹底的なクリーニングもおこなうため虫歯になりにくい環境に整えることができます。

虫歯になりやすい人ができる歯科での対策

虫歯は、適切な予防と専門的なケアによって未然に防ぐことができます。特に、虫歯になりやすい体質や生活習慣を持つ方は、歯科医院での定期的な対策が必要になるでしょう。

プロフェッショナルクリーニング

歯科医院では、一般的な歯磨きでは除去できない歯垢や歯石を、専門的な器具と技術を用いてクリーニングします。特殊な道具を使用することで、歯と歯茎の間や溝に溜まった頑固な汚れを徹底的に取り除き、虫歯や歯周病のリスクを大幅に低減できます。

フッ素塗布

歯の質を強化することができるフッ素塗布は、虫歯になりやすい人に効果的な方法です。歯科医院でおこなう高濃度のフッ素を歯の表面に塗布することで、歯の耐酸性を高め虫歯の進行を抑制します。

子供や高齢者、唾液の分泌が少ない方に行われています。

シーラント

奥歯の噛み合わせの溝は、食べカスや細菌が溜まりやすい部分です。シーラントは、奥歯の溝を樹脂で埋め、汚れが溜まりにくく歯ブラシが当たりやすい環境に整えます。

特に、生えたての乳歯や永久歯・虫歯リスクが高い方など虫歯のリスクが高い方に推奨される施術となります。

唾液検査

唾液の量や質は虫歯のリスクに大きく影響します。専門的な唾液検査をおこなうことで口腔内の細菌バランス・pH値・唾液の分泌量などを詳細に分析することが可能です。

唾液検査の結果をもとに、個人に合わせた予防策や治療法を提案します。

食生活・生活指導

虫歯のリスクは、生活習慣と密接に関連します。問診から虫歯リスクが高い生活習慣や食習慣がないか分析して指導が必要な点はアドバイスをおこないます。

レントゲン検査

レントゲンを撮影することで、目視では発見困難な歯と歯の間や被せ物や詰め物の中の虫歯などを発見することができます。詰め物や被せ物の中で虫歯になっている場合は、自覚症状や表面に変色などの変化が出るまで、発見することが難しいとされています。

レントゲンを撮影することで、虫歯の早期発見が期待できるでしょう。

まとめ

虫歯のなりやすさは、遺伝的要因や生活習慣などが密接に関係しています。ブラッシングが不十分だったり、糖分を多く含む食品や飲み物を頻繁に摂取する人はリスクが高くなるでしょう。また、唾液の量が少ない、歯並びが悪いなどの要因も関係しています。

虫歯予防には、正しいセルフケアの実施と歯科医院での定期検診が欠かせません。歯磨きやフロスの使い方を見直し、フッ素入り歯磨き粉を取り入れるだけでも予防効果が期待できます。また、歯科医院でのクリーニングやシーラントも有効です。

虫歯を防ぐためには日頃からのセルフケアと歯科医院でおこなうプロフェッショナルケアがポイントです。虫歯になりやすいと感じている方は、歯科医院を受診してアドバイスを受けるといいでしょう。

虫歯にお悩みの方は、名古屋市中区にある、みさとデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

当院では、患者さまが何を望まれているか、何に悩まれているかを一番に考えて治療を行っています。また、機能面だけでなく、見た目も理想的な口元を目指します。

一般歯科だけでなく、矯正治療やホワイトニング、予防歯科などにも力を入れております。当院のホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。